スポーツ

【詐欺で逮捕】元オリックス選手に母校恩師が激白「卒業時には除名処分」「何度言っても坊主にしてこなかった」

園部聡容疑者本人Twitterより

園部聡容疑者本人Twitterより

 高校野球の名門校で4度甲子園に出場し、憧れのプロ野球で5年間プレーした「みちのくの大砲」に、いったい何があったのか──。6月20日、詐欺の疑いで逮捕された、オリックス・バファローズの元選手・園部聡容疑者(27)のことである。

「園部聡容疑者は去年3月、高校時代の野球部で同級生だった会社役員・加賀裕也容疑者(27)と共謀して起業の支援を装い、20代の女性から現金55万円を騙し取ったとして詐欺の疑いで逮捕されました。加賀容疑者は別件の詐欺容疑でもこれまでに8回逮捕されており、警察は今回の詐欺の詳しいいきさつを調べています」(全国紙社会部記者)

 園部容疑者は名門・聖光学院(福島県)で1年次から4番に座り、甲子園では本塁打を2本放った“逸材”だった。共謀で逮捕された加賀容疑者とは「高校時代から親交が深かった」(スポーツ紙記者)という。加賀容疑者は昨年、高校の後輩にあたる現ロッテ・佐藤都志也選手(25)が詐欺被害に遭った際にも、詐欺罪で起訴されている。

「加賀は自身が代表取締役を務めていた会社への投資を募り、佐藤選手に300万円を振り込ませ、騙し取ったとされています。加賀は2022年6月に逮捕され、現在刑事裁判が進んでいる」(同前)

 両容疑者の出身校である聖光学院は、昨年の夏季甲子園大会で初のベスト4入りを果たした名門校だが、その実績は1999年に同校野球部の監督に就任した斎藤智也氏の手腕によるところが大きい。斎藤監督のもと、同校は2001年夏に甲子園初出場。その後毎年のように福島県大会を勝ち上がり、春に6回、夏に17回の甲子園出場を果たしたのだ。

 今回の教え子の逮捕について、斎藤監督はどう考えているのか。同校のグラウンドを訪れ園部容疑者の印象を聞くと、「高校卒業時に除名処分にしたんだ」と話し始めた。

「学生時代は何の問題もなかったけど、煌びやかな生活に慣れたのか、惹かれるものがあったのか分からないけど…。(除名処分は)前代未聞なんだけどね、ウチとしては。

(園部容疑者が3年生の時)1、2月にプロ野球のキャンプに行って、卒業式の前に帰ってきたら、髪の毛を脱色して、眉毛を剃ってたの。ちょっとこれは、よろしくないなと。『ちゃんとケジメつけてこい。坊主にしろ』と言ったんだけど、床屋に3回行ってもスポーツ刈り程度で坊主にはできなかったのね。プロに行って坊主じゃ恥ずかしいってのがあったんだろうけどね。だから『ケジメつけられない奴はウチの野球部の生徒じゃないから、除名処分にするから』と言った」(斎藤監督)

 園部容疑者は斎藤監督に複数回「謝罪したい」と連絡を取ったというが、斎藤監督は応じなかったという。

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

常盤貴子が明かす「芝居」と「暮らし」の幸福
【常盤貴子インタビュー】50代のテーマは「即興力」 心の声に正直に、お芝居でも日々の暮らしでも軽やかに生きる自分でありたい
週刊ポスト
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
ホストにハマったAさんが告白する“1000万円シャンパンタワーの悪夢”「ホテルの部屋で殴る蹴るに加え、首を絞められ、髪の毛を抜かれ…」《深刻化する売掛トラブル》
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から5カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武源田と銀座クラブ女性の不倫報道から5か月》SNSが完全停止、妻・衛藤美彩が下していた決断…ベルーナドームで起きていた異変
NEWSポストセブン
大谷夫妻の第1子誕生から1ヶ月(AFP=時事)
《母乳かミルクか論争》大谷翔平の妻・真美子さんが直面か 日本よりも過敏なロスの根強い“母乳信仰”
NEWSポストセブン
麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
“麻薬を運ぶネコ” 刑務所の塀の上で保護 胴体にマリファナとコカインが巻きつけられ…囚人に“差し入れ”するところだった《中米・コスタリカ》
NEWSポストセブン
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
〈ちゅーしたら魔法かかるかも?〉被害女性が告白する有名ホストクラブの“恐ろしい色恋営業”【行政処分の対象となった悪質ホストの手練手管とは】
NEWSポストセブン
公務のたびにファッションが注目される雅子さま(撮影/JMPA)
《ジャケットから着物まで》皇后雅子さまのすべての装いに“雅子さまらしさ“がある理由  「ブルー」や小物使い、パンツルックに見るファッションセンス
NEWSポストセブン
小室圭さんと眞子さん(2025年5月)
《英才教育》小室眞子さんと小室圭さん、コネチカット州背景に“2人だけの力で”子どもを育てる覚悟
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
【ステーキの焼き方に一家言】産後の小室眞子さんを支えるパパ・小室圭さんの“自慢の手料理”とは 「20年以上お弁当手作り」母・佳代さんの“食育”の影響
NEWSポストセブン
不正駐輪を取り締まるビジネスが(CPGのHPより)
《不正駐輪車を勝手にロック》罰金請求をするビジネスに弁護士は「法的根拠が不明確」と指摘…運営会社は「適正な基準を元に決定」と主張
NEWSポストセブン
「子供のころの夢はスーパーマンだった」前田投手(時事通信フォト)
《ワンオペ育児と旦那の世話に限界を…》米国残留の前田健太投手、別居中の元女子アナ妻が明かした“日本での新生活”
NEWSポストセブン
眞子さんと佳子さま(時事通信フォト)
《眞子さん出産発表の裏に“里帰りせず”の深い溝》秋篠宮夫妻と眞子さんをつないだ“佳子さんの姉妹愛”
NEWSポストセブン