「フジテレビに報告してもいいんですよ?」──こんな電話がAさん(20代女性・会社員)にかかってきたのは昨年11月末のこと。彼女は当時、フジテレビ局員のX氏(30代)と結婚を視野に入れて交際、同棲していた。AさんとX氏は相談のうえこの相手に対して30万円を支払ったという。
2人に何があったのか──取材を進めると、昨今巷を賑わせる「パパ活」を巡る恐ろしいトラブルが浮かび上がってきた。
X氏は月9作品をはじめ数々の人気ドラマの演出を務めてきたフジのやり手局員で、「うちのエース演出家の一人です」(フジ局員)。
Aさんとは2021年10月に出会い、交際がスタート。3か月ほどで同棲を開始したが、X氏はAさんを裏切っていた。2人を知る友人が語る。
「複数の女性と“金銭を介した関係”を結んでいたんです。いわゆるパパ活ですね。肉体関係を持っていた相手は化粧品会社勤務のキャリアウーマンにバーの店員、女優の卵……と数え切れない。出会いはマッチングアプリや飲み会。マスコミ業界の男女を20人ほど集めて“テキーラ祭り”をしたり、派手に遊んでいた。フジの社員であることをひけらかすタイプで、パパ活の相手にも名刺を配っていたといいます」
本誌・週刊ポストはX氏が女性に送っていたLINEを入手。そこには〈ハメ撮り見せて〉などの文面が綴られていた。
奔放に遊び続けるX氏だったが、思わぬ“反撃”にあう。それが冒頭のトラブルだった。前出の友人が語る。
「ある夜、X氏と一晩過ごした女性・Bさんが彼のスマホを持ち去ったのです。“シャワーを浴びている隙に持っていかれたっぽい”とX氏はこぼしていました」
X氏のスマホに残されたLINEのやり取りを見たBさんは、彼が複数の女性と交際していることを知り、「交渉材料」になると判断した。
「“フジの有名演出家がこんなことしてていいの?”と。ただ、X氏はBさんのLINEをブロックしたので、連絡が取れない。そこでBさんはLINEのやり取りから同棲中の恋人だと判断したAさんにLINEを送ったんです」(同前)
AさんのLINEには〈フジテレビの人に報告しようと思ってます〉といったメッセージが続々と届き、X氏が複数の女性に送っていた卑猥なメッセージのスクリーンショットも添えられていた。そして昨年の11月末、冒頭の“口止め料”を要求する電話がかかってきたのだという。