『仮面ライダーゼロワン』や『最愛』など話題のドラマに出演する俳優・高橋文哉(22才)。常に低姿勢で、スタッフへの気遣いができる好青年だが、2人の兄に処世術を学んだという。家族愛、兄弟愛について、赤裸々に語ってくれた!
7月7日全国公開の主演映画『交換ウソ日記』で、高橋が演じる瀬戸山は、学校イチのモテ男子で思ったことをすぐ口にする真っすぐな性格だが、家族のために大好きなサッカーを続けられなくなった過去を持つ役どころだ。実生活では3兄弟の末っ子という高橋も、2人の兄のためにがまんしていたことはあるのだろうか?
「あります(笑い)。うちは全員バレーボールをやっていたので、兄貴はこの年齢でこれやっていたぞって常に比べられていたことに対しては、ずっと耐えていましたね。ただ、負けん気が強かったので、それがやる気になっていたし、すべての目標が兄貴にもなっていました。
あとは小さなことですけど、最後の1個は食べないとか、兄貴たちの言うことに逆らわないとか。けんかにならないよう持っていく力は自然と鍛えられていたかもしれないです。だからかな、めちゃくちゃ末っ子らしいっていわれます(笑い)」
デビューから5年。愛らしさはそのままにスター性を兼ね備えた人気俳優となった。家族の絆に変化は?
「兄貴たちはそれぞれ家庭を持っているのでなかなか揃う機会がないんですけど、会うとやっぱりすごいなって思います。母親に対しても当然感謝の気持ちはあります。あまり高いものを欲しがらないし外食をしないので、おいしい食事に連れていってあげたいと思うし。……ってこれ面と向かってあまり言わないやつです(笑い)」
【PROFILE】
高橋文哉(たかはし・ふみや)/2001年生まれ。埼玉県出身。『仮面ライダーゼロワン』(2019年)で主人公に抜擢され、以降『最愛』(2021年)や『君の花になる』(2022年)の好演でも大きな注目を集めるネクストブレイク俳優。
撮影/中村和孝 取材・文/辻本幸路
※女性セブン2023年7月13日号