竹内まりやが作詞・作曲を担当し、河合奈保子が1982年にリリースした「けんかをやめて」である。後に竹内自身もセルフカバーし、名曲として知られている。ベテラン芸能ライターは、「カバー待望論が盛り上がるのも納得」だと言う。
「この歌は、主人公の女性を2人の男性が取り合う状況を描いたものです。歌は未婚の男女、こちらは泥沼不倫ながら、あまりにも今の広末さんにぴったりなんです。今までとは別のタイプの男性を好きになるといった内容の歌詞も、アーティストでスリムなキャンドルさんから、シェフでワイルドな鳥羽さんに心変わりしてしまった広末さんそのもの。SNSが盛り上がるのも当然です。
しかも、この曲を生んだ竹内さんといえば、1997年にリリースした広末さんのデビューシングル『MajiでKoiする5秒前』を作詞・作曲・プロデュースした彼女にとっての大恩人。それだけに、あながちこの曲をカバーすること自体があり得なくもないのです。もし今の状況でこの曲を歌ったら、相当な度胸だということになりますが……」
すべては広末涼子という稀代のスター女優の“魔性”が導いたことか。