秋の京都で毎年恒例となっているクラシックのコンサート「都のかなで」。
JR東海が1991年から企画・運営を行う野外音楽コンサートで、国内外有数のコンクール受賞者をはじめとする名高いアーティストらが出演することから、毎回全国各地から多くの観客が集う。過去にはヴァイオリニストの三浦文彰さんや、尾池亜美さんが出演したことでも話題になった。
コンサートの舞台となるのは、京都で最古の神社のひとつとされる上賀茂神社。境内全域が世界文化遺産に登録されており、コンサートが開かれる「細殿」は国指定重要文化財に指定されている。由緒ある古社の佇まいと、緑豊かな木々、清らかな小川に囲まれた美しい景観は、歴史を超えて人々に愛されている。
今年開催される「都のかなで2023」では、国内外で活躍する6名の実力派アーティストが奏でるクラシックの名曲が楽しめる。演奏者の一人には、2014年に第19回J.S.バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門にてアジア人で初めて優勝し、日本およびヨーロッパで精力的にソロや室内楽の演奏活動を行っているヴァイオリニストの岡本誠司さんも名前を連ねている。
岡本さんのヴァイオリンと、ヴィオラ・チェロの共演で織りなす音楽を国指定重要文化財・細殿の荘厳な雰囲気の中で堪能することができる。
主催者のJR東海は「都のかなで」コンサートに抽選で合計ペア600組1200名(各部300組600名)を無料招待する。応募は、JR東海MARKET「都のかなで」ホームページで受付中、締切は8月8日(火)となっている。当選者は招待状の発送をもって発表する(8月下旬発送予定)。