たびたび議論になる、交通機関や公道におけるベビーカーの使用問題。時に“邪魔者扱い”され、第三者から危険にさらされることもあるベビーカーママらは、独自の対策を講じていた。芸能界引退から6年、イメージが激変した堀北真希さん(34才)もそのひとりだった──。
グリーンのワイドパンツに同系色のスニーカー。両耳に存在感のある大ぶりなピアスをつけ、腕には黄色やオレンジ、紫があしらわれたカラフルなブレスレットをはめている。ベビーカーを押すその女性の髪はかなり明るく、光の当たり方によっては鮮やかなピンク色に輝いて見えた。
6月上旬、俳優の山本耕史(46才)と2017年に芸能界を引退した堀北真希さんの夫婦が、都心のレストランで友人家族とランチを楽しんでいた。食事が終わって店を出た山本は子供を肩車。一方の堀北さんは、もう1人の子供が座るベビーカーを押しながら、夫と子供の様子をにこやかに見守っていた。
その光景が写真とともに『NEWSポストセブン』で報じられると、家族のほほえましいシーンに嘆息が聞こえるとともに、黒髪で清純派のイメージから一転した堀北さんのギャップに驚きの声があがった。
だが、堀北さんの変貌ぶりは、母としての決意の表れだったのかもしれない──。
2015年に山本と結婚した堀北さんは、2016年に第1子、2019年に第2子を出産。一家は都内のマンションで暮らしていたが、子供が幼い間は自然豊かな場所でのびのびと育てたいという堀北さんの意向もあり、2020年頃から東京と北関東との二拠点生活を送っていた。
「子供が成長したこともあり、最近は東京で過ごす時間が増えたようです。多くの人が行き交う都心での子供を連れた生活に、戸惑う部分もあったようです」(堀北さんの知人)
当然のことながら、ベビーカーは場所を取る。ちょっとした段差に引っかかることは日常茶飯事で、周囲に比べて歩くスピードが遅くなることは避けられない。そうでなくとも、おやつや飲み物、おむつに着替えなどどうしても荷物が増える。人でごったがえす都心では、周囲からの刺すような視線にさらされることも少なくないだろう。
堀北さん自身も危険を感じることがあったという。
「堀北さんはベビーカーを押して徒歩で外出することが多いんです。後をつけられたり急に声をかけられたりということもあったようで……。そんなときに子連れのうえ、ベビーカーだったりすると身動きがとれずに危険な目に遭うこともある。そういうトラブルを避けるためにイメチェンしたというんです。明るい髪や派手なアクセサリーは堀北さんの趣味というより“護身術”のためだと聞きました。先日、ベビーカー騒動のニュースもありましたからね……」(前出・堀北さんの知人)