ピン子がそう疑念を抱いて間もなく、橋田さんはこの世を去ってしまう。そして、別の騒動が勃発した。
「橋田さんの最期を看取ったピン子さんが格安で葬儀を終え散骨も終えたと明かすと、橋田さんの盟友であるプロデューサーの石井ふく子さんが運営を引き継いだ財団側は“格安葬儀でもないし、散骨はしていない”とピン子さんの言い分を完全否定。それに対し、ピン子さんも再び反論し、溝が深まってしまいました。
今年4月に放送された『渡鬼』の常連俳優が集った橋田さん追悼ドラマにも、ピン子さんの出番はありませんでした」(前出・テレビ局関係者)
このところのピン子は舞台などで活動しているものの、以前に比べるとテレビで姿を見ることは減っている。
「橋田さんが亡くなったことに強いショックを受けたピン子さんは、橋田さんの遺志を独占したいという思いが強すぎるあまりにトラブルの種をまいてしまったことは間違いないでしょう。
しかし、そのピン子さんの警告を蔑ろにしなければ、財団の名に傷をつけることは防げたかもしれません。ピン子さんとしては自分の意見が聞き入れられなかった結果、橋田さんの財産を守れなかったことが悔やんでも悔やみきれないようなのです」(前出・ピン子の知人)
ピン子は、ごく親しい人物にこう話しているという。
「ママが寝ないで書いて稼いだ大事なお金が盗まれた」──今後“ママ”を裏切っていた容疑者について、公の場で口を開くことはあるのだろうか。
※女性セブン2023年8月3日号