上原食堂のアメリカンチェリー、苗目のエディブルフラワー、チーズ工房千の(結び)、ベルガモット(2100円)アメリカンチェリーのコンポートに南高梅のシロップが爽やか。古酒と梅酒に食用花を散らしたゼリーやパイ、胡桃のクリームチーズなど、香りと食感の変化が楽しい一品
いよいよ夏本番。座っているだけで汗をかくこんな時期だからこそ、かき氷を食べて体の中から涼しくなりたい! この夏行きたいかき氷屋さんをご紹介します。
【教えてくれた人】
原田麻子さん/かき氷専門店『氷舎 ママトコ』店主。あらゆる食材とマッチするかき氷の可能性に惹かれ、年間1600杯以上食べるかき氷好き。『マツコの知らない世界』(TBS系)などメディア出演多数。
●上原食堂
今年6月にオープンした話題店。作るのは、秋葉原にある古民家フレンチ『KUFUKU±』で腕を振るった、シェフの竹中誠治さん。見た目の繊細な美しさだけでなく、具材のマリアージュはうなるおいしさ! 新作も随時登場する。
「フレンチ出身のシェフが削る、1杯でフランス料理を味わえるようなフレンチかき氷。今年オープンした注目店。見るだけで、どんな味がするんだろうというワクワク感が高まります」(原田さん。以下同)
ピスタチオ、ブルガリアローズ、ラズベリー、チーズ工房千のホエイ2000円。イタリア産ピスタチオはロースト、エスプーマ、シロップ、シャンティ…と贅沢に使われ、ブルガリアローズの華やかさにラズベリーとホエイの酸味で食べ飽きないおいしさ。味わいが幾重にも広がるのが特徴
■住所:東京都新宿区荒木町7-14 AXAS四谷三丁目101
■営業時間:11時半〜19時
■定休日:不定休
●現代里山料理 ZEN HOUSE
桃露(1950円)国産桃1個半を贅沢に使用した原田氏監修の一品。氷が溶けた後はバニラチャイのシロップを混ぜて紅茶風にしていただける
ホテルの地下にあるレストランでは8月31日までの期間限定で2種類のかき氷が楽しめる。提供時間は平日15時〜17時の2時間限定。月に2度、土日祝日に開催される“かき氷の日”は公式Instagramを要チェック。
「お店の雰囲気や洗練された料理に合わせて、ドイツの高級茶葉「ロンネフェルト」の紅茶と桃を合わせた桃露と、自家製の練りたてわらび餅がのった緑蔭。どちらもおすすめです」
緑陰(1800円)。静岡県産の“天空の抹茶“を使った一品。氷の中には北海道産の大納言かのこ豆やミルクアイスが包まれており、食べ進めるほど濃厚な味わいに。
現代里山料理 ZEN HOUSE
■住所:東京都中央区銀座5-11-1B1F
■かき氷提供時間:15〜17時(平日限定)
■定休日:無休
●ぱくぱく くもくま堂
バジルみるくにとうもろこしなくまさん(パルミジャーノver.) 1700円。上にかかっているのはとうもろこしペーストと削ったパルミジャーノチーズ。氷の中にはソルティチーズが。別添えのブラックペッパーもいいアクセント!
ビスケットと小豆で耳と顔を表現した「くまさん」かき氷がかわいい! スイーツ系だけではなく、野菜や味噌など風変わりなフレーバーが日替わりで登場。
「かわいらしい“くまさん”シリーズが有名。メニューも豊富で、何を頼んでいいのか迷ってしまったときは旬のものを。いまはとうもろこしがおいしい季節なのでぜひ!」
ぱくぱく くもくま堂
■住所:東京都調布市調布ヶ丘2-1-8
■営業時間:11時半〜17時半
■定休日:月火(不定休あり)
●茶房 オクノシブヤ
もろこしサラダ1980円(おかわり氷1390円)。人気のとうもろこしのかき氷に、トマトやチーズ、ブラックペッパーなどが入ったお食事系が登場。甘しょっぱいの無限ループでスプーンが止まらないおいしさ!
和菓子職人・江良保正さんのかき氷専門店。定番2品のほか、季節ごとに7品以上のメニューを展開。“上生菓子づくりと同じ。手の感覚でおいしくなれよって思いながら整えています”。
一杯点で抹茶1100円(おかわり氷770円)。京都・宇治の『山政小山園』の抹茶を使用し、注文を受けてからひとつずつ抹茶を点てて仕上げるこだわりぶり。香り高い看板メニュー。
「和菓子職人でもあり、かき氷界の巨匠が手掛ける、かき氷好きの間では”聖地”ともいえるお店です。和のかき氷をベースに、季節の果物・食材を合わせたメニューが特に人気です」
茶房 オクノシブヤ
■住所:東京都渋谷区神山町7-15 ホワイトハイム大嵩 102
■営業時間:10〜19時(オンライン予約あり)
■定休日:火曜