「別人かと思った」──日本中をそう驚かせたのは、北京五輪カーリング女子銀メダリストの藤澤五月(32)。「ボディメイクコンテストMOLA CUP」に出場し、鍛え上げた肉体美を披露した。所属チーム、ロコ・ソラーレの「オフ期間」に絞り上げた身体の凄さを、コンテストの主催団体FWJの理事でトレーナーの堺部元行氏に聞いた。(以下、コメントは堺部氏)
●三角筋
「肩甲骨から上腕にかけての筋肉で、丸みを帯びてバランスも良い。ここを鍛えることで広背筋も引き締まったのでしょう」
●上腕二頭筋
「いわゆる力こぶで、上腕の中で最も大きい筋肉です。そこから続く肩甲骨周りの柔軟さもうかがえ、姿勢も良く美しいですね」
●腹筋群
見事なシックスパックを披露。「非常に引き締まったウエストで、かなり絞れている。アスリートのストイックさが窺えます」
●大腿四頭筋
カーリングの投球動作を支える筋肉。「もともと発達していた筋肉を、ボディビル用のトレーニングでさらに強化したのでしょう」
●前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
すねの外側から足の親指側の付け根に回る筋肉。「カーリングの前傾姿勢を保つ上で欠かせず、ふくらはぎの筋肉も前脛骨筋あってこそ」