7月29~30日、秋篠宮さまと悠仁さまが鹿児島を訪問された。悠仁さまにとっては、初めての地方公務となった。
「紀子さまが新型コロナウイルスに感染されたため、父子でのご訪問となりました。同行している側近は『よい時間を過ごされていると思う』と話しましたが、悠仁さまは緊張されていたのか、表情の硬い場面も多く見受けられました」(皇室記者)
対照的に、秋篠宮さまはいつになく柔和で、積極的なご様子だった。
「『全国高校総合文化祭』のパレードでは、説明役の女子高校生にしきりに話しかけられて会話に入りやすいような状況をつくられるなど、秋篠宮さまは、常に悠仁さまに気を配られていました。
最初は遠慮がちだった悠仁さまも、徐々に笑顔でお話をされるようになりました。また、悠仁さまは、挨拶やお手振り、着席のタイミングなど、すべて秋篠宮さまのなさりようをご覧になり、学ばれているように見受けられました」(前出・皇室記者)
進路選択をはじめ、これまで悠仁さまの教育を積極的に主導されてきたのは紀子さまだった。ところが最近、秋篠宮さまの「色」が随所に見え隠れするという。
「紀子さまは悠仁さまを『東大卒の天皇』にしたいとお考えのようですが、秋篠宮さまは、悠仁さまが関心を持たれている分野を存分に学べる大学を選んでほしいとお考えのようです。その分野が将来的に『天皇のライフワーク』になる可能性を見据えられているのかもしれませんね」(前出・皇室記者)
4月、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは私的に九州を旅行された。地域に根ざした民俗や知恵を学ばれる旅程には、秋篠宮さまのこだわりが感じられる。
「秋篠宮さまは悠仁さまに、日本各地にいまも残る伝統を直接感じ取ってほしいと思われたのでしょう。生の体験を重視するのが、秋篠宮さま流の帝王学なのかもしれません。
秋篠宮さまと悠仁さまは、動物や魚、昆虫などの生物がお好きという共通点もある。同性同士、共感しやすい側面もあるでしょう。今後ますます、秋篠宮さまがかかわられ、悠仁さまに『将来の天皇』としての教育を施されるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2023年8月17・24日号