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《直木賞作家・米澤穂信氏の父親が行方不明》「家族が釣りに行ったまま帰って来ません」SNSに寄せられる捜索情報

Xで情報提供呼びかける米澤穂信氏(時事通信フォト)

Xで情報提供を呼びかける米澤穂信氏(時事通信フォト)

《突然すみません。私事ですが、家族が釣りに行ったまま帰って来ません。警察には届けてあります》──作家・米澤穂信氏が、岐阜県在住の家族が車で釣りに出掛けたまま、行方がわからなくなっているとSNSで伝えた。8月4日、米澤氏は自身のX(ツイッター)に行方不明となっている家族が乗っていた車の写真をアップし、情報提供を呼び掛けているが、8月5日22時現在まだ見つかっていないという。

《滋賀県の犬上川流域、または宇曽川流域、ないし岐阜から滋賀県までの国道21号線沿線などで、不審なところに停まっている小豆色のアクア(トヨタ)を見た方がいらしたら、教えて頂けませんでしょうか》(米澤氏のXより)

《岐阜ナンバーです。離れて暮らしていたので、ひらがなまではわかりません》(米澤氏のX)

 米澤氏は、2001年に『氷菓』で第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を受賞して作家デビュー。金沢大学文学部卒業後、故郷・岐阜県高山市で書店員をしながら執筆活動を続けていたという。近年では2022年に『黒牢城』が第166回直木賞と第22回本格ミステリ大賞を受賞して話題になった。

 現在も懸命な捜索が続いているが、米澤氏のXには地元住人や滋賀県の地理を知る釣り経験者、地元の消防団員、米澤氏のファンなどから次々に情報や心配の声が寄せられている(以下、X原文ママ)。

《犬上川の下流、庄境公園の駐車場とその付近徒歩で確認しましたがそのような車は有りませんでした》

《その河川なら鮎釣りですよね。もし犬上川なら国道8号線の千鳥橋より上流域が捜索するポイントになると思います》

《今21号線を東から西に向かって走行しましたが、岐阜~大垣には停まっていなかったです。コンビニやドンキの駐車場内は見ていないので、もしも脇に入ったところで休まれている場合には見落としている可能性はあります》

《これいつの話でしょうか? 先週でしたら滋賀に釣りに行ってますが うろ覚えですが私の車の横に岐阜ナンバーのこの色のアクアがいたと思います》

《地元消防団員です。現在彦根川を流れる北から芹川、犬上川、宇曽川とも水量は少なく、上流に釣りに入られたとすれば場所は限定されると思います。携帯電話は圏外になる場合が多いので、連絡手段にご注意下さい》

 米澤氏もX上で情報提供に詳細を返信している。

《おそらく小鮎ではないかと思っているのですが、友釣をやらないとも言い切れず、確認が取れていない状況です》(米澤氏のX)

《犬上川で釣果がなければ宇曽川にまわると言っていたようなので、犬上川沿いには希望を持っています》(米澤氏のX)

 そうしたなか、米澤氏は21時59分にXを更新し、下記のように詳細を発信している。

《多くの方に気にかけて頂きありがたく思います。父は8月4日午前6時半頃、滋賀県大上川ないし宇曽川で小鮎を釣る、昼には戻ると言って出かけたそうです。 同日15時頃から家族・釣り友達が捜索を開始。いつもの釣りポイントを巡りましたが車さえ発見できず、最寄りの岐阜南警察署に通報したとのことです》

 さらに日付が変わった6日0時58分、米澤氏は捜査に進展があったことをX上でポスト。

《たったいま、岐阜南署から連絡がありました。父の車が見つかったそうです。夜が明けてから父自身の捜索となります。経過のご報告まで、お伝えします》

 何らかの事故や事件に巻き込まれた可能性も否定できない状況であり、一刻も早く無事に見つかることを願うばかりだ。

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