山口壮・前環境大臣が大臣に就任した2021年に、同氏が代表を務める政党支部(自民党兵庫県第12選挙区支部)から、ガソリン代を年間約275万円も支出していたことが本誌・週刊ポストの取材でわかった(8月7日発売号の本誌で既報)。同支部の政治資金収支報告書で自動車税を支出しているスバル・フォレスターのカタログ燃費で換算すると、そのガソリン代の走行距離は年間約24万km、地球6周分になるのだ。
さらに、公表されている同支部の3年分(2019~2021年)の政治資金収支報告書を見ると、2019年は約242万円、コロナの外出自粛が続いた2020年でも約196万円のガソリン代を支出していた。本誌記者が山口事務所が利用する複数のサービススタンドを取材すると、従業員がこう話した。
「山口事務所はお得意様で、支払いはツケです。スタッフの方にそのつど伝票にサインしてもらって、毎月まとめて払ってもらっています。山口代議士は見ませんが、奥さんはご自身が使っている白いインプレッサを自分で運転してきて、同じように山口事務所のツケ払いにされています」
兵庫県相生市にある山口氏の自宅マンションを訪ねると、隣接する駐車場に白いスバル・インプレッサが駐車されていた。近所の住民はこう言う。
「インプレッサなら奥さんが乗っていますよ」
山口事務所の元秘書もこう語る。
「夫人は相生市の自宅マンションに住んでいて、地元事務所を仕切ってる立場ですが、自分の買い物や、友人とお茶に行くのもインプレッサを使っています」