多くの努力を重ねて、ファンに元気を与えるアイドルという存在。その裏側にはどんな葛藤や喜びがあったのだろうか。元アイドル3人に話を聞いた。
■生駒里奈(元乃木坂46)
AKB48の公式ライバルとして結成された乃木坂46で、デビューシングルから5作連続でセンターを務めた。
「好きだったのは、やっぱり『ライブ』。全力で歌って踊る瞬間はいつも“生きててよかった”と感じていました。でも、もうアイドルには戻らなくてもいいかな。スカートも苦手だし、特にセンターはグループ全体の責任を負うという重圧がとてつもなかったので(笑い)。いまは時間をかけて自分と向き合う、お芝居の仕事に魅了されています。新たな舞台で成長した姿を見ていただけたらうれしいですね」
【プロフィール】
生駒里奈(いこま・りな)/1995年生まれ、秋田県出身。16才で乃木坂46の1期生オーディションに合格し、活動をスタート。「生駒ちゃん」の愛称で人気を博す。2018年5月に卒業し、以後は俳優として舞台やテレビドラマ、映画などで活躍。
■宇徳敬子(元Mi-Ke)
Mi-Keは1991年「B.B.クィーンズ」のコーラスとして誕生し、『想い出の九十九里浜』や『ブルーライト ヨコスカ』など大ヒット曲を連発。紅白歌合戦にも出場した。
「実は、アイドルと呼ばれるたびに申し訳なく思っていました。当時は、家とスタジオ、テレビ局との行き来で一日が終わり、キラキラしたイメージの芸能界とは程遠い生活をしていましたから…。とにかく忙しい毎日でしたが、ジャンルを超えて歌える喜びが心の支えでした。
いまは、ライブをコンスタントに行っています。これからもファンのかたがたとのご縁を大切にしていきたいです」
【プロフィール】
宇徳敬子(うとく・けいこ)鹿児島県出身。Mi-Ke活動後、1993年にソロデビュー。8月8日にソロデビュー30周年 第1弾 デジタル先行配信『きれいだと言ってくれた』が配信スタート。