しかし、一方で彼女には「そんな服を着ているからだ」という心ない非難も届いたといい、〈私がどんな服を着いたとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない。私はいつかこの言葉を言いたかったです〉と反論の声をあげ、さらに紛糾する事態となっている。
みんなが見ている前で脱いだ
DJ SODAが海外で受けた仕打ちについて告発するのは、今回が初めてではない。昨年4月にも、SNSに〈昨日ニューヨークで公演を終えてロサンゼルス行きの飛行機に乗ったが、出発直前に突然追い出されました〉と長文の書き込みを投稿したことがあった。彼女が着ていたレギンスに、「F***YOU」という言葉が書かれていたことが問題になったという。
〈これまでアメリカのブランドからプレゼントされたこのレギンスをはき、数か月間アメリカツアーを回りながら何の問題もなく飛行機に乗っていました。ビジネスクラスに座って出発直前にウェルカムドリンクも飲んでいたが、突然ある男性職員が来て理由も言わずにいきなり荷物を全部持って出ていけと言いました〉
職員と口論になった彼女は、最終的に〈切実な気持ちで皆が見ている飛行機の入り口でボトムスを脱ぐしかなかった〉〈ボトムスを裏返しに着た状態で飛行機に再び乗ることができた〉といい、〈8年間ツアーを回りながら、飛行機を追い出されたのは初めてで、みんなが見ている前でボトムスを脱いだことも初めてです。さらに個人の自由を尊重する国であるアメリカでこのようなことが起きたことが信じられません〉と批判した。
これには「人種差別ではないか」と批判の声があがり、その後、搭乗を拒否した航空会社から彼女宛に謝罪のメールが届き、和解に至ったという。彼女の勇気ある告発が、世界を変えていっているのかもしれない。