芸能

「セリフを2回増やしたおかげ」 THE SECOND初代王者・ギャロップが振り返る“事実上の決勝”囲碁将棋戦の勝因

THE SECOND・初代王者に輝いたギャロップ(撮影/山口京和)

THE SECOND・初代王者に輝いたギャロップ(撮影/山口京和)

 結成16年以上の漫才師による漫才賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」は、第1回大会ながら芸人やお笑いファンの間で大きな盛り上がりを見せた。今回、ベスト4以上に進出した漫才師たちへの連続インタビューが実現。初代王者に輝いたギャロップが、決勝の1日を振り返った。【前後編の前編。後編を読む】(聞き手/中村計=ノンフィクションライター、『笑い神 M-1、その純情と狂気』著者)

 * * *

──昨年末、THE SECONDの開催が発表されたとき、2人はわりとすぐにエントリーを決断したのですか。

林健:決断というか、出なあかんやろ、というのはありましたね。ただ、これはある種のM-1病なのかもしれませんけど、M-1は毎年、自動的にエントリーされてたんで。マネージャーが勝手に手続きしてくれてるんですよ。

毛利大亮:M-1に関して言えば、「出ますか?」って聞かれた覚えはないよな。

──そういうものなんですか。

林:なんか、マネージャーと「エントリーしときますね」「ああ、頼むわ」っていう会話もしてないのにしたつもりになっているというか。今回も気分的には、そんな感じでしたね。ただ、他の組の参加表明がネットニュースになる中、自分たちの名前はぜんぜん出てこなかったので、いちおう「エントリーって、どうなってんの?」とは聞きました。まあ、自分たちの知名度がないだけなんかなと思いつつ。

──2人はTHE SECONDは予選から一貫して、雰囲気がいい、やりやすいと話していましたよね。

林:大阪予選から変わらず、やりやすかったですね。何でもかんでも笑う客というわけでもなく、いい感じで反応が返ってくるんですよ。お客さんの感じが軽過ぎず、重過ぎずというか。M-1は楽屋からスタジオまで、ずっとピリピリしている感じがありましたから。

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン