華やかな画面の裏で過酷な日々を送った局アナ時代、喜びも悲しみも分かち合った仲間が心の支えだった──。人気フリーアナがいまだから明かせる戦友との秘話を、「とっておきの一枚」とともに振り返る。テレビ東京時代、情報番組『ワールドビジネスサテライト』などを担当した亀井京子アナは、先輩女性アナとの写真を手に、当時の思い出を語る。
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私の代はアナウンサー採用が1名だけだったので、入社後の研修も業務も1人きりでした。慣れない業務のプレッシャーと、自分の出来の悪さに涙が止まらなくなったこともあります。そんな私の面倒を見てくださったのが、2年上の前田真理子アナと1年上の松丸友紀アナです。
『ワールドビジネスサテライト』やスポーツ番組の放送終了後、深夜1時すぎにアナウンス室でおしゃべりして、そのまま一緒に岩盤浴に行ったことも。我が家でお泊り会したこともあって、私にとっての青春でした。写真はその先輩方と新人時代に行った隅田川花火大会でのひとコマです。
※週刊ポスト2023年8月18・25日号