──ギャロップは最後の最後で大爆笑を引き起こし、結果、276対246の圧勝で初代チャンピオンに輝きました。
相田:あの結末はおもしろかったな。めっちゃ笑いました。でも、まあ、そうですよね。あれでこそマシンガンズさんだと思いましたけど、「ネタないんだよ」っていうネタだったんですもんね。
小宮:お客さん的には、どうだったのかな。THE SECONDはネタよりも人がおもしろい方が強いのかなと思ったんですよ。それこそ、そこまでのマシンガンズがその象徴だったわけじゃないですか。でも最後は、やっぱりネタをちゃんとやっている人こそ優勝にふさわしいと思ったのかな。そこは、ちゃんと考えてるんだなという気もしましたね。
──ちなみに来年の出場に関しては、2人は現段階ではどのように考えているのですか?
小宮:もういいかな。
相田:だって、もう優勝しかないですもんね。ベスト4より下の成績だったら、何もいいことない。よっぽど優勝する自信がないと出られないですよ。
──そんな感じなのですか。
小宮:今年は、まだ、M-1でウエストランドが優勝したというバックボーンがあったからね。マシンガンズと対戦した時に思ったんですけど、THE SECONDは、やっぱり彼らのようなコンビこそ輝く舞台なんですよ。僕らなんて、騙し騙しやっていただけで。そこそこ売れてるかもしれないけど、M-1で決勝行ってないから決勝に行きてーよー、とか。お客さんが僕らのことを応援したくなるよう、巧妙に仕向けてたんですよ。でも、俺らの方が売れてねえよって嘆きたい芸人は他にいっぱいいるんですから。
──マシンガンズの「三四郎は売れてんだからいいじゃねえか!」というイジりは、ストーリー壊しだったわけですね。
相田:思いっきりぶっ壊されて。言うなよ。気づかせるな。
──でしたら、当面、THE SECONDは出ないと。
小宮:ありえるとしたら、不倫かな。世間にめちゃめちゃ叩かれて。そこから這い上がるというストーリーでもあれば、お客さんもおもしろがってくれるので。
相田:僕、この前、アキレス腱を断裂したんですけど。
小宮:よえーわ。お笑いを舐めんなよ。
【了。前編から読む】