芸能

「ここで勝っても嫌われ者に…」三四郎に聞いたTHE SECOND・マシンガンズ戦の“やりづらさ”と“次回の出場は?”

お笑いファンに向けたマニアックなネタで勝負したと明かす三四郎

THE SECONDでベスト4に進出した結成18年の三四郎 (撮影/井上たろう)

 結成16年以上の漫才師による漫才賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」。ベスト4の戦績を残した三四郎は、なぜ準優勝したマシンガンズに敗れたのか。ベスト4進出芸人への連続インタビューで、三四郎は「手強いだろうなと思っていたのがマシンガンズ」だったと明かした。そのマシンガンズ戦の振り返りと、第2回大会への出場について尋ねた。【前後編の後編。前編から読む】(聞き手/中村計=ノンフィクションライター、『笑い神 M-1、その純情と狂気』著者)

 * * *

──決勝の1回戦は、よりによってというか、東京の古くからの盟友でもあるスピードワゴンでした。やりにくかったのではないですか。

小宮浩信:でも、流れ星さんが最強だと思っていたので。1回戦は流れ星さんに勝ったネタをぶつければ、誰が相手でもいけるんじゃないかなと思っていました。緊張も流れ星さんとやった時がピークでしたね。あそこで負けたら、出場してないのと同じことになってしまうので。

相田周二:何のリターンもなく終わってましたね。

小宮:そこへ行くと決勝生放送は、楽しんでいましたね。ネタが飛んでも、スベっても別にいいやぐらいの気持ちでいましたから。

──そのスピードワゴン戦は278対257で快勝でした。「占い師」のネタは決勝でもいい反応が返ってきていましたよね。

小宮:でも、流れ星のたきうえさんが俺らに負けたとき「審査員がお笑いマニアだからダメだ」みたいにツイートして、それが炎上したじゃないですか。なので、それに賛同しようとする空気もあって、思ったほど点数が伸びなかった気もしますね。

相田:たきうえが愚痴ってたネタはどれだ? これのことか? みたいな感じで構えられてしまったような。

──そして、準決勝の相手はマシンガンズでした。

小宮:決勝で唯一、手強いだろうなと思っていたのがマシンガンズでしたね。予選会でウケていたという話は聞いていたんですけど、正直、ここまで勝ち上がってくるとは思っていませんでした。ずっとアドリブみたいな漫才だったので、賞レース向きじゃないんだろうなと思っていたら、これでもいけるんだ、って。

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト