――いつ頃から計画を?
「2年くらい前ですかね。ロンドンに私が大好きなブランドがあって、インスタのメッセージで『卸してくれませんか?』って送ったんです。はじめは『うちは卸していません』って断られたのですが、しつこく送ると『会いにこれる?』と。主人に相談して、3歳の娘を連れてロンドンに行って交渉しました。ですから、うちで扱っているのはまだ日本に入ってきていないブランドの服ばかりです」
──ご主人の伊藤さんも応援してくれたのですね。
「そうなんです。私が仕事している時は子供を見ててくれて。実は私、産後うつになったんですよ。長男がアトピーだった時に私と主人、長男3人でいる時に見知らぬ人にいきなり写真を撮られて凄いショックだった。“伊藤英明の息子がアトピーだ”なんて記事にされたりしないかって、ショックで家に引きこもった時期もあったんです。
自分だけの世界が凄く苦しくて……。なので、お店では買い物だけでなく、お話もして少しでも人と繋がれる場所になればいいなあと」
伊藤と妻は2014年10月に結婚。若い頃からやんちゃで鳴らし、遊び歩いていた伊藤だが結婚を機に”激変”。いまでは7歳の長男と4歳の長女を溺愛するすっかり「良きパパ」になっていた。そして、妻の新ビジネスを応援する「良き夫」にもなった。