元関脇・嘉風(現・中村親方、41)の元妻・A子さん(44)が変死──東京・中央区のマンションの一室で50歳男性とともにA子さんが遺体で発見されたのだ。血まみれの現場には猟銃が残されていた。元・嘉風と「美人おかみさん候補」の人生を何が狂わせたのか。
亡くなった男性の別居中の妻からの通報がきっかけで2人の遺体が発見されたのは7月21日のこと。大相撲名古屋場所は終盤の13日目を迎えていた。若手親方が言う。
「一部の親方には“嘉風の元妻が変死”との話は、場所中に聞こえてきていた。亡くなった男性は栃木の実業家で銀座によく顔を出しており、クラブのママ筋から情報が出ていたそうです。ただ、嘉風に変わった反応は見えず、協会幹部にも報告はなかったようだ」
2019年9月に引退した嘉風だが、その原因は地元・大分県佐伯市で市のPRのために行なった渓流下りでの事故で負った右膝の大ケガだった。
「その後、市を相手に約4億8000万円の損害賠償請求訴訟を起こしたが、故郷とのつながりを大事にする角界では嘉風に批判的な声もあり、協会幹部からもよく思われない部分があった。そうした経緯もあり、周囲に相談もできずにいたのではないか」(協会関係者)
A子さんとは今年3月に離婚が成立していたが、その前からA子さんのものとされるSNSにはブランド物に囲まれた“セレブ生活”が投稿されていたことも注目を集めている。関西在住のA子さんの知人は、「彼女は早い段階から離婚後の再婚のための婚活をしていたようで、もともとの知り合いとは次々と連絡が途絶え、今年になってからは親族も連絡がつかなくなったそうです」と話す。
断髪式の延期で亀裂が
異様な死を遂げたA子さんはもともと、元・嘉風が親方として部屋を構える際の「おかみさん」として期待されていた。その出会いは2005年に遡る。
「大阪場所の時に合コンで出会ったといいます。当時、CAだったA子に嘉風がひとめぼれ。翌日から猛アタックした。2008年11月場所で初の敢闘賞を獲ると、賞金200万円を全部使って1カラットのダイヤの指輪をプレゼント。結婚に漕ぎつけたのです」(同前)