8月31日をもって、Kis-My-Ft2を脱退し、ジャニーズ事務所を退所する北山宏光(37才)。これまでの北山が活動をすべて追ってきたのが、コラムニストで放送作家の山田美保子さんだ。今回の『女性セブン』の連載「山田EYEモード」では、山田さんが北山のこれまでの14年について綴る。
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この『女性セブン』が発売される8月31日は、Kis-My-Ft2の北山宏光クン(37才)がグループを脱退すると同時にジャニーズ事務所を退所する日……。ということで、当連載に何度も登場してくれ、節目の号では直筆の色紙やコメントを寄せてくれた北山クンに対して感謝の想いを綴らせていただこうと思います。
“出会い”はキスマイがまだJr.だった頃に出演した『PLAYZONE2009 太陽からの手紙』を観劇したときでした。2009年7月のことです。このときのエピソードはもう何度も書いているので割愛させていただきますね。
北山クンがソロで歌うシーンで、同年1月に天国に召されたフォーリーブスのター坊こと青山孝史さん(享年57)の姿が重なった衝撃は、いまでも鮮明に覚えています。似ていたというわけではないんです。でも伸びのある優しい歌声や確かな歌唱力に「こんなに人を引きつける、歌のうまいJr.がいるの?」と……。
舞台全体も本当にすばらしくて、すぐにメインキャストだった北山クン、藤ヶ谷太輔クン(36才)、玉森裕太クン(33才)に取材を申し込み、出ていただいたのが2009年8月13日号。その記事を東京・青山劇場の壁に貼っていただいていたのを見た風間俊介クン(40才)に「美保子さん、北山のこと褒めてたでしょ。北山も喜んでたよ」と言ってもらい、勝手にご縁を感じ(!)、東京の千秋楽を含め、計3回も『太陽〜』を観に行ったのでした。
そこからの私の「キスマイ推し」は業界でも話題になるほど“強火”で(笑い)、毎週のようにプランを出し、担当編集者から「さすがに多すぎる」と叱られたことも……。
キスマイのデビュー年(2011年)の4月から『ドデスカ!』(メ〜テレ)に出演し始めたことも大きかったです。当時のエンタメ担当の齋藤寿幸アナ(49才、現在はテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』のリポーター)が、「メンバーに名古屋の子がいますよね? 彼とウチの子供は同じダンス教室に通っていたんです」「ジャニーズに入る前、平仮名時代の『どですか!』に出てくれたこともあるんですよ」と教えてくれました。そう、千賀健永クン(32才)のことです。以来、『ドデスカ!』は日本全国の朝ワイドの中でも、もっともキスマイを取り上げる番組と相成りました。
コンサートはもちろんですが、北山クンが出演する舞台やテレビ番組もすべて見てきた、この14年。
いよいよ北山クンの退所日が迫ってきて、歌番組やバラエティー番組では、フェードアウトという形がとられてしまうのかと思いきや、これがすべて「祭り」ではありませんか!