「家族全員でテレビに映った姿を見て、いよいよなのかなと感じました。でも息子さんの本音を知ったときは、正直、戸惑いもあったようですよ」。松本伊代(58才)の友人は、彼女の母としての心情をこう代弁した。
「花の82年組」のひとりとして16才のとき歌手デビューした伊代は、共演がきっかけで交際したヒロミ(58才)と1993年に結婚。1995年に長男、1998年に次男に恵まれた。
「8月26~27日に放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)で、ヒロミさんはチャリティーマラソンに挑戦して102.3kmを完走しました。途中から2人の息子さんが並走して、ゴールまで残り10kmを切った地点で伊代さんも応援に駆け付けた。家族4人でテレビ画面に収まるシーンもあり、家族の強い絆が印象的でした」(芸能関係者)
俳優として活動する長男の小園凌央(27才)は、自身のインスタグラムで《ヒロミさん完走おめでとう!》と父を祝福し、《みんな初共演》と家族でのテレビ出演を喜んだ。
両親の背中を追って芸能界入りした凌央は、大学卒業を前に「両親と同じ土俵で勝負しても勝ち目がない」と俳優の道を志した。
「“親の七光り”と言われないように、凌央さんは両親の名前を伏せて芸能事務所のオーディションを受けていました。2015年3月に合格を勝ち取ると、わずか6か月後に舞台『Letter 2015』で俳優デビュー。その後は舞台やテレビドラマ、Webドラマに出演してキャリアを重ねています」(前出・芸能関係者)
一方、次男の隼輝さん(25才)は大学時代にはバンド『SUMMER IS OVER』を結成して音楽活動に熱中した。
「隼輝さんはボーカルで、綺麗な歌声が評判でした。結成当初から将来を期待されていて、プロデビューを目指して本格的に活動していたのですが、隼輝さん以外のメンバーが就職活動に重きを置いたことでバンドは解散。夢半ばで諦めることになってしまったそうです」(前出・芸能関係者)
冒頭、伊代が戸惑ったのは、隼輝さんの思いだった。
「隼輝さんは大学を卒業するとヒロミさんが立ち上げた事業に携わるようになり、現在もその事業を手伝っています。大学生の頃から芸能界を意識していたこともあって、ここ最近は家族同様に“芸能界で頑張ってみたい”という気持ちが強くなっているようです。
ただ、凌央さんとは違って隼輝さんはすでに両親が明らかですから“親の七光りで芸能界入り”などと揶揄されかねない。それに加え、伊代さんもヒロミさんも芸能界は甘くないことを知っているだけに、戸惑いを感じたようです」(伊代の友人)