9月8日に開幕するラグビーW杯フランス大会の予選プール(1次リーグ)は1回戦総当たりで争われ、勝ち点の多い上位2か国が決勝トーナメントに進出する。サッカーW杯とは勝ち点が異なり、ラグビーW杯では勝利=勝ち点4、引き分け=勝ち点2、敗北=勝ち点0となる。
またラグビーW杯では、条件を満たすことで勝ち点を上乗せできる「ボーナスポイント」が存在する。4トライ以上の獲得で、勝敗に関係なく勝ち点1、敗れても7点差以内であれば勝ち点1を手にすることができる。つまり、勝利で最大勝ち点5、敗れても展開次第で勝ち点2を手にすることが可能だ。(日程は日本時間で表記、世界ランクは8月28日時点)
世界ランク14位の日本代表が闘う際のポイントはどこか? 対戦国ごとの勝負所について分析した。
【第1戦 チリ】世界ランク22位 9月10日(日)20時~
アルゼンチン、ウルグアイに次ぐ南米第3の実力国。だが、W杯出場は初で、プール内でのランキングは最も低く、日本にとっては絶対に勝利が必要な相手。4トライ以上を奪って、ボーナスポイント(+1)が欲しい。
【第2戦 イングランド】世界ランク8位 9月18日(月)4時~
2022年12月に元日本代表ヘッドコーチのE・ジョーンズが解任されたが、後任ヘッドコーチのS・ボーズウィックも元日本代表FWコーチで日本のことを熟知している。2022年秋に13対52と大敗したが、ここで勝てば一気に波に乗れる可能性も。