脳科学者の茂木健一郎氏(60)のジャニーズ批判が止まらない。9月11日にはX(旧Twitter)に「ジャニーズにだまされるな」をテーマに8つの投稿をして、多くの注目を集めている。その中には楽曲に対する意見もあった。
〈ジャニーズにだまされる人は、芸術の教養が根本的に欠けている。クラシックからロック、ポピュラーまで、音楽のほんものに触れていれば、SMAPや嵐には騙されない。ジャニーズを聴くんだったら、モーツァルトやビートルズ、ボブ・マーリーを聴いた方がはるかに深く世界に通じる教養が身につく。〉
音楽関係者が指摘する。
「SMAPや嵐の曲はクラシック、ロック、ポピュラーなどあらゆるジャンルに精通した作家が作っています。作曲家としてオリコン総売上枚数歴代1位の筒美京平さんは近藤真彦の『スニーカーぶる~す』『ギンギラギンにさりげなく』、少年隊の『仮面舞踏会』『君だけに』、田原俊彦の『抱きしめてTONIGHT』、SMAPの『BEST FRIEND』、TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』など数多くの作品をジャニーズに提供してきました。ジャニーズの音楽の否定は日本の音楽業界全体への否定にもつながります」
ただ、茂木氏が伝えたかったことは、続くツイートにあったようだ。
〈その昔、あるFM番組に呼ばれてリクエスト曲で「夜空ノムコウ」を頼んだら、音楽好きのプロデューサーに「SMAPじゃなくてスガシカオだったらいいんですけどね」と言われた。本当に音楽を愛する人は、そのような矜持を持っている。ただ、ジャニーズ砂漠の中で、そのような声が表に出なかった。〉
〈「世界に一つだけの花」だって、SMAPの楽曲じゃなくて、槇原敬之さんの楽曲だ。槇原敬之さんの生き方、人間性があってこそあの歌の詞、メロディが生きてくるわけで、SMAPが歌っても、それは偽物でしかない。〉