9月14日、神戸市東灘区で道路の側溝内にスマートフォンを設置し盗撮した疑いで、同区の無職・平井泰臣容疑者(36)が逮捕された。平井容疑者は通りがかった女子高校生(18)のスカートの中を撮影したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いが持たれている。地元紙記者が語る。
「もともと、この女子高校生が9月8日に側溝内にスマートフォンがあることに気づき、交番に落としものとして届け出ていました。録画モードになっていたことから警察は盗撮の可能性があるとみて捜査中でした。その後、14日に捜査員が現場周辺を調べていたところ、近くの側溝の中で四つん這いになって潜んでいた平井容疑者を発見し、容疑を認めたとのことです」
「側溝」「盗撮」と聞いて思いだす読者もいるかもしれない。逮捕された平井容疑者はかつて「側溝マン」とネット上で呼ばれた人物だった。
初犯はさかのぼること10年前、2013年6月6日──当時も今回の事件現場と同じ神戸市東灘区にある、側溝(幅約30cm、深さ約50cm)から20代女性のスカートの中をのぞき見したことで、県迷惑防止条例違反容疑で逮捕されている。その側溝は近くにある女子大の通学路で、女子大生を狙っていたものと見られている。
女性が側溝のわずか2cm、横10cmのふたの穴から、人の目が見えているのに気づき、110番通報。当時、平井容疑者は警察に「仕事が休みだったので、午前8時頃から溝にこもって女性の下着を眺めていた」「生まれ変わったら道になりたい」と供述したとされる。
2回目に逮捕されたのは2015年だ。同年8月16日午前8時ごろ、やはり東灘区の道路下の側溝内から、通り掛かった美容師の女性(37)のスカート内をのぞき見ようとした疑いで逮捕されている。当時、女性は側溝の鉄ぶたから出ている髪の毛に気づき、落ちているウィッグだと思って近づいたところ、容疑者と目と目が合うという恐怖を味わった。
当時から、“筋金入りのローアングル・マニアか…”として話題になっていた容疑者。2015年の逮捕時、週刊ポストは容疑者の母親に話を聞いていた。