「ドラフト会議が1965年に始まるまでは戦力の不均衡が起こっていました。1970年代前半の西鉄は黒い霧事件(八百長の発覚)で選手がごっそり抜けていた。ドラフト制度が確立し、逆指名制度もない今、3連覇も困難ですが、3年連続最下位も難しい。もし来年もテールエンドなら、立浪監督も新庄監督も、間違いなく辞任となるでしょう」
2リーグ分立以降、1960年の大洋、1975年の広島、2001年の近鉄、2015年や2021年のヤクルト、2021年のオリックスが、2年連続最下位(広島は3年連続)から優勝を果たしている。しかし、いずれもその間に監督交代が行われていた。同一監督で2年連続最下位からのリーグ制覇は過去にない。汚名返上のチャンスが残された立浪監督、新庄監督は史上初の大どんでん返しを起こすのか。それとも――。