光に反射し、レインボーに輝くスマホケースがひときわ目を引いたという──。秋篠宮家の長男・悠仁さまが通われる筑波大学附属高校(以下、筑附高)の文化祭「桐陰祭」。会場はOB・OGや生徒の親戚、近隣住民など多くの来訪者で賑わっていた。
昼下がり、ひとりの女性が満面の笑みを浮かべ、生徒たちがふるまうベビーカステラの屋台の行列に友人と並ぶ悠仁さまに、小さく手を振りながら近づいてきた。左手には、隣の出店で買ったばかりの6個入りのたこ焼きのパックを持たれていたという。
悠仁さまに親しげに声をかける若い女性は一体誰──周囲をドキリとさせた彼女は白いカットソーとチャコールグレーのジャンパースカートを合わせ、オーロラカラーのケースに入ったスマホを首からぶら下げている。呼び止められた悠仁さまは、照れくさそうにもみえる表情を浮かべ、二言三言、会話を交わされた。秋篠宮家の次女・佳子さまだった。
「目立つ位置だと嫌がるから」
文化祭初日、9月9日。悠仁さまのクラスは、教室でのシューティングアトラクション(射的)と、ホールでの合唱で文化祭を盛り上げたという。悠仁さまはクラスごとにデザインされたオリジナルTシャツ姿で、背中には「HISAHITO」の文字。
「悠仁さまは合唱の出演に備え、お昼前に会場のホールに入ってこられました。悠仁さまのクラスはトリだったので、出番までは下級生の歌唱を熱心に聴かれていました」
と話すのは保護者のひとり。プログラムが進むと、ホールが小さくざわめいた瞬間があったという。秋篠宮ご夫妻が姿を見せられたのだ。
秋篠宮さまは淡いブルーのギンガムチェックのシャツに落ち着いたベージュのパンツというカジュアルな出で立ち。紀子さまもやはり淡いブルーと白のストライプ柄の丈長のシャツに、ゆったりした白いパンツを合わせられていた。ご夫妻は前から3列目の空席に腰を下ろされ、紀子さまは顔見知りの保護者らと言葉を交わされていたようだ。
「秋篠宮ご夫妻が会場に入られたのは、下級生が披露した『マツケンサンバ』が始まる直前でした。合唱が始まると、おふたりは合わせて手拍子をされていた。特に紀子さまはノリノリで、体全体でリズムをとられていましたね」(前出・保護者)
他クラスの合唱がすべて終わると、紀子さまは立ち上がり真っ先に最前列へと移動。一方の秋篠宮さまは周囲からのすすめを断り、最初の席から動かれることはなかったという。
「悠仁さまがステージに上がられる前から紀子さまはスマホを構えられ、余念なくスタンバイ。一方の秋篠宮さまは、“目立つ位置で見ていると悠仁さまが嫌がるから”というようなことをおっしゃっていたそうです」(別の保護者)
悠仁さまのクラスの曲目はRADWIMPSの人気曲『なんでもないや』。悠仁さまが感情を込めて歌われる姿を、紀子さまは最前列から身を乗り出して、ご自身のスマホで撮影されていた。
「角度やズームを変えながら、熱心にカメラを向けられていました。歌が終わって拍手が響いても、紀子さまは悠仁さまが退場するまでカメラで追い続けるほどの熱中ぶり。一方、秋篠宮さまは落ち着いたご様子で鑑賞されていました」(前出・別の保護者)