8月26日に行なわれた「1分間最強の男」を決める格闘技イベント「喧嘩道 presents BreakingDown 9」で、“花束ニキ”こと政治団体ごぼうの党の代表・奥野卓志(49)にあっさりとKO負けを喫した“所沢のタイソン”こと久保広海(40)。
久保は、喧嘩3000戦無敗の伝説を持つアウトロー系YouTuber。ほかにも、総合格闘技王者を拳1つで失神させたことがあったり、13回逮捕されているなど、話題には事欠かない。10年以上前に“アウトローのカリスマ”こと格闘家の瓜田純士(43)の身辺警護をしていたことから業界では知られる存在になった。最近はYouTube配信のほか、トラブルシューターやボディーガードなど自警団の活動をメインに、アパレル事業などを展開している。
今回の久保のイベントへの参戦は、前回大会(5月21日に行なわれたBreakingDown 8)を観戦していた久保と奥野が客席で乱闘騒ぎを起こしたことに端を発する。今大会のオーディション会場でも、2人は舌戦からつかみ合いに発展。試合直前には久保が「1分間で仕留める」と挑発し、奥野が朝倉未来-メイウェザー戦(2022年9月25日)前の花束贈呈で、メイウェザー本人に花束を手渡さず、リングに投げつけた騒動を思い起こさせるかのように、久保は花束を持って登場し、奥野に贈呈するフリをして投げ捨てた。
そうして迎えた試合は、序盤は久保がパンチを連打し攻めの姿勢を見せたが、中盤から形勢逆転。奥野の左パンチを浴び続けると背中を向けて戦意喪失。KO負けを喫した。
実はこの試合の直前、久保はあわや“場外乱闘”になりそうな騒ぎを起こしていたというのだ。現場にいた格闘技ファンはこう話す。
「久保さんが会場の外でこの大会を観戦しに来ていたエドポロキング(23)と鉢合わせし、彼を挑発して、『おれとやれ、コラァ』『できんのか!? オレと』『こいやオイ』と言って顔を近付けていたんです。その後エドポロキングが久保さんの首根っこを掴んで、それを久保さんが払いのけて……。一触即発で、いまにも乱闘騒ぎになりそうでした。
エドポロキングは身長が2mもあって、2人の身長差は30cm以上。エドポロキングが見下ろす形でしたけど、久保さんは距離を詰めて、今にも殴りかかりそうな感じで。結局周りに止められて喧嘩にならずに済みましたが、見ているほうはヒヤヒヤしましたね。ブレイキングダウンの乱闘は演出みたいなものだと思っていましたが、2人の迫力に圧倒されました。久保さんは試合直前でとくにギラギラしてましたね」