地元メディアからも祝福される末延さん

地元メディアからも祝福される末延さん

上昇志向の強い女性

 末延さんは、小学校受験で地元の難関校である国立大学の附属小学校に入学。この小学校で音楽への興味を深めたという。同校の関係者が明かす。

「学内の音楽活動が盛んで、高学年になるとクラブ活動の一環で『合奏班』というものを作るんです。全部で50人以上の児童がいて、コンクールや発表会で演奏しています。

 かつては、鍵盤ハーモニカやアコーディオンといった“子供らしい”楽器がメインでした。ところが、彼女が加わり、バイオリンの名曲『ツィゴイネルワイゼン』を見事に演奏してくれたことがあったんです。すると、彼女に憧れてバイオリンをやりたいという児童が次々出てきたんです。もう30年近く前のことですが、以来、合奏班は弦楽器が中心になりました」

 小学生のときにクラシック音楽コンクールで最高位を受賞し、中学校に進学後は中国地域の代表としてイタリアに派遣されたこともあったという。中学卒業を機に山口を離れ東京へ。高校・大学と音楽漬けの生活を送った。

 大学卒業後は、ライブやコンサートを行い、CDを出すなどプロのバイオリニストとして活動。テレビの音楽番組への出演も増えていった。

「すぐに見初められ、古舘伊知郎さん(68才)の芸能事務所に所属していました。『報道ステーション』(テレビ朝日系)で演奏したこともあり評判でした。

 末延さんはセルフプロデュースに長けていて、新基軸を打ち出そうとする、しっかり上昇志向の強い女性という印象です。たとえば、衣装のドレスも曲に合わせてこだわり抜く。“セクシーすぎるのでは”と彼女のドレスを揶揄する人もいましたが、芯が強く自分のスタイルを貫いていました。妖艶なドレス姿で、長い髪が激しく踊る演奏スタイルはとにかく目立つ。

 本人が主役のソロコンサートでなく、ほかのアーティストや共演者がいるステージでは苦言を呈する人もいましたが、ひるまず彼女は自分の感性を大切にできるんです。そんなところから、イベントのオファーも増えていったようですね」(別の音楽関係者)

 先の近隣住民が話す。

「山口で行われた凱旋コンサートに行ったことがあります。受付でプログラムをもらおうとしたら、“プログラムはありません。全部、その場のアドリブです”と説明されて驚きました。いざ始まると、まるでロックコンサートのような迫力でした。面食らうお客さんもいましたが、既存のスタイルにとらわれない自由な彼女らしいなと妙に納得してしまいました」

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