TVアニメ『葬送のフリーレン』が、9月29日よる9時「金曜ロードショー」(日本テレビ系)にて初回2時間スペシャルで放送開始!(10月6日より毎週金曜よる11時) 魔法使いでエルフの主人公・フリーレンとともに過ごした勇者・ヒンメルを演じる人気声優の岡本信彦さんにインタビューしました。さらに、ここでしか聞けない限定ボイスも収録! “おはようからおやすみ”までを岡本さんと一緒に過ごせる、“魔法”のような撮り下ろしをお楽しみください。
舞台は勇者一行が魔王を倒した“その後の世界”。一行の魔法使いだったエルフ・フリーレンの「人の心を知る旅」を描いたアニメ『葬送のフリーレン』が放送される。岡本さんが演じるのは魔王を倒した勇者・ヒンメル。自称イケメンのナルシストだが、困っている人を助けずにはいられない心の持ち主でもある。
「僕の中の“勇者”は、とにかく強くて皆を鼓舞して……というイメージでした。けれど、ヒンメルは無理に自分を作って鼓舞するというところがなく、あくまで自然体。収録を通して“自分の中のヒンメル像”が固まっていき、ナチュラルさを意識して演じるようになりました」
物語では魔物と戦うバトルシーンばかりではなく、ヒンメルやフリーレンたちの日常も丁寧に描かれる。
「フリーレンは千年以上を生きているエルフなのに、ヒンメルたちと過ごした“たった10年”を何度も思い起こしています。彼女にとってその時間がどれだけ濃いものだったのか、実感させられるシーンばかりです。フリーレンが思い出すヒンメルたちとの日常を通して、アニメを見ている人たちも“人間の尊さ”が感じられる作品になっているんじゃないでしょうか」
フリーレンのように岡本さん自身も、ヒンメルに影響を受けたひとりだという。
「この先放送されるお話で、ヒンメルが過去に“あること”ができなかった描写があるんです。それで彼は“偽物の勇者”ではないか、となってしまう。そのときにヒンメルが言った『偽物だっていい』という言葉が僕はすごい好きで。
僕も役者業をやる中で、“偽物を本物にする”という意識を持っていて、強く共感したんです。強くなくても、誰だって勇者になれる。どんな自分でも肯定していい──ヒンメルの言葉に、そう背中を押された気がしました」
あなたの背中を押してくれる“魔法”も、きっと本作のどこかにあるはずだ。