「9月15日」は、嵐のメンバーがハワイ・ホノルル沖のクルーズ客船上でデビュー記者会見を果たした日だ。今年、その特別な日を迎え、嵐は結成25周年イヤーに突入した。だが節目に差しかかろうとしても、5人での再出発の兆しが見えないまま、活動休止からすでに2年半以上が経過している──きっかけは大野智(42才)だった。
「2017年に、大野さんはグループを脱退し、芸能活動を辞める意向をほかのメンバーに明かしました。周囲の必死の説得で『活動休止』に落ち着いた経緯があります。“休止”であれば、“再開”があると考えられるわけですから、その日をファンは待ち望んでいます」(芸能関係者)
2020年末に活動を休止してから、大野はメンバーいわく“長い夏休み”の最中。釣り好きで知られる大野は、「気候のいいところでのんびり過ごしたい」と漏らし、沖縄・宮古島での半移住生活をスタートさせた。友人の協力を得てリゾート施設の開発を進める傍ら、自身は昨年12月に完成した白壁の別荘でリゾートライフを楽しんでいるとみられている。
大野を除く4人が第一線で活躍し続ける中、芸能活動に対して慎重な姿勢の大野に、さらに“芸能界との距離”が広がる出来事が起きていた。ジャニーズ事務所に飾られていたジャニー喜多川氏の肖像画が、性加害問題を背景に撤去されたのだ。
「縦2.2m、横1.6mの巨大なキャンバスに描かれた肖像画は、本社の1階ロビーに飾られていました。その大きさとポップな色鮮やかさは圧倒的な存在感で、事務所に来たタレントたちがその絵に手を合わせたり、話しかけたりしていたほどです」(前出・芸能関係者)
この絵を描いたのが、大野だった。
「2019年7月のジャニー氏の死後、大野さんが、ジャニー氏と会話したこと、接したことを思い出し、泣きながら制作したというものです。2020年秋の自身の個展に出品し、その後、事務所に飾られました。当時本人は、“ずっと見ていても飽きない”と完成度に満足していましたね。公に活動していないため、性加害問題に対して大野さんは声明を出していませんが、肖像画を撤去されたことには複雑な思いも当然あるでしょう」(スポーツ紙記者)
それに加えて、大野とジャニー氏と肖像画を巡る別の“因縁”も持ち上がった。大野が出資し、タレントの中村昌也(37才)が店長を務めるバーが宮古島にある。9月18日に更新された店のSNSには、メガネをかけたような男性の顔の絵が載っていた。
「顔の半分は黒や赤、白の絵の具で塗りつぶされており、一目見てダークな印象を抱かざるを得ない。これが、大野さんが描いた“もう1枚のジャニー氏の肖像画”なのではないかと、ファンを中心に気味悪がられているんです」(別の芸能関係者)