(「ふるさとチョイス」より)

コーヒー豆を焙煎する坂口憲二(「ふるさとチョイス」より)

「大学時代ハワイに住んでいた坂口さんの趣味はサーフィンで、病気が快方に向かうと、徐々に海に行くようになりました。焙煎所を作った九十九里は、サーフィンをするために足繁く通っていた、彼にとって馴染み深い土地でした」(前出・坂口の知人)

 The Rising Sun Coffeeのコンセプトは「コーヒー&サーフィン」で、ブランド名は九十九里の朝日をイメージして付けられたもの。確かなコーヒーの味が評判を呼び、坂口自身、コーヒー業界では著名な人物になっていった。

 今年の8月下旬から、坂口が手がけるThe Rising Sun Coffeeの「アイナハイナブレンド 200g×2セット豆」が九十九里町の新しい返礼品として、各種ふるさと納税ホームページで紹介されている。町おこしに積極的な九十九里町からの強い要望により、新しい地元の名産品として選出された形だという。

 さらに「事業は順調。体調も良くなってきたので、ゆっくりしたペースで俳優業も再開させたいという意欲が湧いたようです」(テレビ局関係者)という坂口は、今年から、芸能活動も再スタートさせている。

 3月にはサントリー生ビールのCMに出演。4月期のドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)で9年ぶりに演技を披露すると、往年と変わらぬ元気な姿を見たファンたちが「おかえりなさい」「元気そうで良かったです」と彼の復帰を喜んだ。

また、坂口は、9月12日にThe Rising Sun Coffeeのインスタグラムを更新し、自身の個人事務所「オフィスブラックツリー」を新たに立ち上げることを公表。《今後も今までと変わらずロースターとして、そして俳優として、皆さんに喜んでもらえるよう精進してまいります》と意気込みを綴った。

 一度は芸能界の第一線から退いた坂口だが、これからはコーヒー焙煎士と俳優の“二刀流”で、多くの人に笑顔を届けるだろう。

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