「侍ジャパン」の次期監督に、井端弘和氏(48)の就任が正式に決まった。今年3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を優勝に導いた栗山英樹前監督(62)の後任探しは難航したが、中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツで遊撃手として活躍した同氏に白羽の矢がった。
堀越高等学校3年時に甲子園に出場した井端氏は亜細亜大に進学。卒業後、1997年にドラフト5位で中日に入団。天才的な右打ちと堅守で荒木雅博(46、現中日コーチ)との華麗なる二遊間は「アライバコンビ」と称賛された。
2013年にはWBC日本代表の選出され、東京ラウンドではMVPを獲得。妻の明子夫人(44)は全試合球場を訪れ、中継カメラに応援する様子などが映し出されて話題となった。現役17年間で1912安打の成績を残し、2015年に惜しまれて引退した。
井端氏を支える明子夫人は、かつてテレビ朝日で“河野明子(旧姓)”として活躍した人気アナウンサーだ。珍しい経歴を持ち、慶應幼稚舎から同大学法学部まで進学。大学ではラクロス部の主将を務め、2001年にテレビ朝日に入社した。
「慶應女子高等学校ではバスケ部所属でしたが、大学からラクロス部に転身したバリバリのアスリートです。緊張感がないと練習をすぐに止めるなど、背中で組織を引っ張るキャプテンでした。テレ朝に入社してからも競技を続け、新人研修中の2001年7月にはラクロス日本代表としてイギリスで行われたワールドカップに副主将として出場しました」(大学関係者)
転機を迎えたのは彼女が入社3年目のことだった。テレビ朝日関係者が語る。