「50年ぶりに東大入試を解いてもらいます!」という突然の無茶ぶりに「えぇ~!?」と苦笑いする高齢男性。その顔をよく見ると、公明党代表を務める参議院議員・山口那津男氏(71)ではないか。
今年8月に動画投稿アプリ「TikTok」に開設した公明党の公式アカウントが話題となっている。投稿された動画のサムネイルには、まるでバラエティ番組のテロップのように「総理から朝4時に招集!? 大臣の仕事は忙しいのか突撃してみた」や「偏差値80!? 東大宇宙工学科の落ちぼれ!?」といった文言がおどり、党所属の議員たちのエピソードがおもしろおかしく披露されている。
特にバズったのが、東大卒の山口氏が50年ぶりに入試問題に挑戦する動画だ。山口氏は、「えぇ~!?」と苦笑しつつも見事に正解してみせ、その模様が4万いいねを超える反響となっている。
ほかにも六法全書を暗記しているか抜き打ちチェックをされたり、若者に人気の楽曲についてクイズを出されたり、何かと無茶ぶりされている山口氏。TikTokのコメント欄では〈親しみやすい〉と好評で、〈好感度アップします〉や〈人柄最高〉といった声が寄せられている。親しみを込めて、“なっちゃん”と呼ぶコメントも少なくない。
TikTokアカウント開設から3か月足らずでフォロワー数は8400人、総いいね数は7万を突破した(10月3日時点)。人気アカウントの舞台裏について、党の広報部に問い合わせた。
そもそも、どのような意図でTikTokアカウントを開設したのか。