《刺繍ポーチ、気づいたら完売…》《発売日に全部速攻で売り切れている…!》──10月7日、X(旧ツイッター)にはそんな無念の声があふれた。その日の午前11時、石田ゆり子(54才)がアメリカ人デザイナーとコラボした「刺繍ポーチ」をインターネット上で発売。だが、販売開始から1時間もしないうちに早々に完売し、商品を購入できなかった人の悲しみの声が相次いだのだ。
「石田さんは5匹の猫と1匹の犬を飼っていますが、今回発売されたポーチには彼らをモチーフにした刺繍が施されています。デザインはもちろん、布や糸の素材など細部にもこだわっていて、構想から完成まで2年を要した商品だそうです」(芸能関係者)
こだわりの一品だけあって、ポーチは全7種類で最も安いものでも1万3200円、高価なものだと1万8700円(ともに税込)と強気な値付け。それが飛ぶように売れたというのだから、石田人気はすさまじい。
完売の背景には、近年、石田が力を入れるプロジェクトの存在がある。以前から石田の動物愛は有名だったが、2021年8月に飼い主のいない犬や猫を支援する「ハナコプロジェクト」を設立した。
「30代を過ぎた頃から、石田さんは社会に貢献したいという気持ちが強くなっていたそうです。そのなかで、当時から猫を飼っていたこともあり、保護猫と保護犬のために何かできないかと考え始めたのが設立のきっかけだったようです。今回発売したポーチの売り上げは全額“ハナコプロジェクト”に寄付されるため、石田さんのファンに加えて、彼女と同じ思いを抱く動物愛護家も購入したと考えられます」(前出・芸能関係者)
即日完売となった「刺繍ポーチ」は、10月から来年2月まで、5か月連続での発売が決まっている。今回購入できなかった人にも、まだまだチャンスがある。
「初回の発売分が即日完売となれば、話題性が高まり“私も欲しい”という購買意欲をかき立てることにつながります。生産が追いつかないなどの事情もあるのかもしれませんが、数回に分けて限定販売するのは巧妙な“ビジネス戦略”といえるでしょう。彼女はペット専用のアカウントを開設していて、かわいいペットの写真を頻繁に投稿しています。ペットにもファンがついているので、モチーフ選びも抜け目がない印象を受けます」(経済誌ライター)