わずか一日の出来事を1クールかけて描く『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)で、主人公のアナウンサーを演じる中谷美紀(47)。
芸歴30年を超える中谷だが、アナウンサー役に挑むのは初めて。演技指導はフジテレビアナウンス室の西山喜久恵アナ(54)、佐々木恭子アナ(50)、梅津弥英子アナ(45)の3人が担ったという。
「錚々たる顔ぶれによる指導で、中谷さんはメキメキと成長していったそうです。とくに西山アナはアナウンススクールの講師もやっているし、新人アナの教育係でもある。指導にも熱が入ったといいます」(テレビ関係者)
中谷は同ドラマの制作発表の場で、3人から受けた指導について、こんなエピソードを明かした。
「西山アナから『役者たれ。キャスターたるもの演技派たれ』と言われました。あと、悲惨な事件などのニュースから楽しいニュースに変わるとき、パッと表情を変えないといけないと教えていただきましたし、佐々木アナからは語尾を最後まできちんと発音することを教えていただきました。
そして梅津アナからは、キャスターであったとしても、原稿を読むだけではなくて自分の意思を持ち、ニュートラルでありつつどこまで意思を含めるか……ということを教えていただきました」
レジェンドアナたちの講義に中谷は真剣に聞き入っていたようで、「クランクイン前には完全にアナウンサーの佇まいになっていた」(別のテレビ関係者)という。“中谷アナ”の躍動が楽しみだ。
※週刊ポスト2023年10月27日・11月3日号