沿道に集まった人々は2日間で約3万3000人、コロナ禍以降、初めての提灯奉迎には約2000人──コロナ禍の影響でままならなかった、天皇皇后両陛下と国民の直接の触れ合いが復活し、5年目にして令和が再スタートした。
両陛下は、特別国民体育大会(かごしま国体)の総合開会式などに出席されるため、10月7~8日、鹿児島県を訪問された。鹿児島県における特別国民体育大会は、当初2020年に開催される予定だったが、コロナ禍で延期に。3年越しの開催とあって、多くの地元の人々が空港前や沿道に集まり、両陛下を熱烈に歓迎した。8日はあいにくの雨天だったが、雅子さまは車の窓を全開にして、多くの国民に応えられた。
「7日、鹿児島県に向けて出発された雅子さまは、薄いグレーのパンツスーツをお召しでした。皇居の乾門では、お見送りに集まった人たちに向けて、窓から手を出して振られていました。とても落ち着かれているようでした」(居合わせた人)
約2時間のフライトで鹿児島空港に到着され、空港の外で待っていた多くの人々と対面した雅子さまは、飛行機に乗り込まれたときとは異なるお召し物だった。シンプルながらボタンがアクセントになる、落ち着いた薄いブルーのスカートのスーツ。道中で“ファッションチェンジ”をされたようだ。
「空港内での休憩時間に着替えられたようなんです。移動時はパンツスーツ、式典にはスカートスーツと、TPOに合った服装を選ばれたのでしょう。