国際情報

《ハマス襲撃》交際相手の目の前で…バイクで誘拐された26歳女性の今「戦地で迎えたバースデー」への祈り

交際相手の前でハマスに連れ去られる女性(SNSより)

交際相手の前でハマスに連れ去られる女性(SNSより)

 バイクに乗せられて泣き叫ぶ女性。パートナーだろうか、ひとりの男性に向かって助けを求めるように手を伸ばすが、彼もまたほかの男たちに拘束されていたせいで、女性が連れ去られるのをただ見ていることしかできなかった──。

 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム武装組織ハマスがイスラエルへの大規模攻撃を開始してから1週間以上が経った。イスラエル軍も報復としての空爆を行い、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「これは始まりに過ぎない」とさらなる攻撃を示唆。イスラエル軍による地上侵攻への緊張が高まっている。10月16日時点で、双方の死者は4000人を超えたと報じられている。

 ネット上では、現地の惨憺たるありさまをとらえた写真や映像が拡散されている。世界的に注目を集めたのが、女性がバイクによって連れ去られる瞬間を撮影した前出の動画だ。この女性は、イスラエル人のノア・アルガマニさん(26)。彼女が訪れた音楽フェスが、ハマスによる攻撃の標的のひとつとなってしまった。

「音楽フェスは、ガザとの境界から約5キロの距離にあるイスラエル側の砂漠で行われました。ブラジルで行われている人気音楽フェスのイスラエル版として開催され、アメリカやドイツ、タイなどさまざまな国から若者を中心に最大4000人が集まったとみられています。

 会場周辺に残された遺体の数は少なくとも260以上だと報告されています。人質として連れ去られた観客もいるようです」(国際ジャーナリスト)

 ノアさんは無事なのか。国際ジャーナリストは、「ガザで生きているという情報があります」と語る。

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン