日曜劇場『VIVANT』(TBS系)で主演を務め、大反響を呼んだ夫・堺雅人(50)に続き、妻で女優の菅野美穂(46)が10月19日にスタートするドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)で久々の連ドラ主演を務める。
同作は2023年に第27回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝いた入江喜和氏の人気作が原作だ。菅野演じる主人公の伊沢ゆりあは、売れない小説家の伊沢吾良(田中哲司・57)と結婚し、自宅で刺繍教室を開きながら穏やかに暮らす「平凡な主婦」。
しかし、夫・吾良が散歩中に脳梗塞で倒れ、自宅介護となったとたん、夫の“彼氏”や夫の彼女、その隠し子と思われる子供まで現われ、てんやわんやとなりながらも、介護やままならぬ人間関係に立ち向かっていくというヒューマンストーリーだ。
菅野のテレビドラマ主演は、2021年の『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)以来、実に2年半ぶりとなる。本誌・週刊ポストは今年4月下旬、都内の閑静な住宅街で電動のママチャリを爆走させる菅野を目撃していた。居合わせた男性が当時の様子をこう話す。
「菅野さんは前と後部にチャイルドシートをつけたママチャリを器用に乗りこなしていました。前のかごには質素な『ママバッグ』が突っ込まれ、大スター夫妻でありながらずいぶん庶民的だなと思いました。彼女の後からは、息子さんらしき男の子が子供用の自転車でついていっていて、微笑ましい光景でした」
男性によると、菅野はマスクをしていたが、それでも“女優オーラ”が溢れていたという。芸能関係者が言う。
「その時期は堺さんが『VIVANT』の撮影中のため、菅野さんがワンオペで育児に励んでいたのでしょう。菅野さん夫妻には、2人のお子さんがいますが、夫妻は『教育熱心』なことでも有名です。
お子さんが小さい頃から二人三脚でお受験に挑み、長男は難関私立校に合格。勉強だけではなくスポーツにも力を入れており、長男は強豪のリトルリーグに入団して、菅野さんは『少年野球ママ』としても頑張っています。
夫妻は育児のため、ドラマの時期が被らないように仕事のピークを調整しているそうです。堺さんの仕事が詰まっている時には、菅野さんが家事から家計の管理まで全部こなし、今のように菅野さんがドラマ撮影などで忙しい時には、堺さんが家事をしているそうです。今頃は堺さんがママチャリで爆走しているのではないでしょうか」
そんな菅野だが、久々のドラマ主演に対しての意気込みは十分だ。ドラマ関係者はこう言う。
「作品中で主人公はバレエを習い始めますが、菅野さんはクランクインの前にお忍びでバレエ教室と刺繍教室に通い始めた。また今作は『介護』が大きなテーマですが、仕事をセーブしていた時期に、自身も実父の介護をしていたという菅野さんは『大変な経験だったけれども、すべて演技に生かそうと思う』と話していました」
※週刊ポスト2023年10月27日・11月3日号