10月20日、両親への自殺幇助の罪で起訴された市川猿之助被告(47才)の初公判が行われる。
「興行主も所属事務所も、猿之助さんとの契約解除などはしておらず、公判の流れを見守る姿勢をとっています。彼の陳述や判決、それに対する世間の反応を見ながら対応を考えようとしているようです。
ただし、興行主サイドは水面下で『復帰が大前提』として動いています。現在の歌舞伎界において、猿之助さんは数少ない“お客の呼べる役者”ですからね。さすがに実刑判決が出たら復帰は不可能ですが、もし執行猶予判決が出るようなら、社会貢献活動など“禊”を行い、世間の理解を得たうえで復帰させるというプランを練っているそうです」(歌舞伎関係者)
事件発生から入院、逮捕、1か月以上の長期勾留、起訴、そして保釈を経た猿之助は、7月末に都内の大学病院に入院。事件現場でもある自宅に帰ったのは、8月中旬のことだ。周囲は猿之助にホテル暮らしをすすめたが、本人の意向もあって自宅に戻ることになったという。
8月下旬には帽子とマスクで顔を隠してはいるものの、短パンにサンダル履きというカジュアルな服装で気分転換に自転車で外出していた。
「彼をひとりにするのはまずいと、同年代の歌舞伎役者のAさんが付きっきりで身の回りの世話をしてきました。Aさんは猿之助さんの直系の弟子になってから10年ほどです」(澤瀉屋関係者)
一方、事件前に猿之助の隣にいつもいた付き人兼俳優のX氏の姿は忽然と消えている。事件を起こす前に猿之助は、メモに《愛するX 次の世で会おうね》としたためたが、事件後、X氏とは距離ができているという。
10月19日発売の『女性セブン』では、猿之助を支えるもうひとりの“お付き”B氏の存在、いまだ猿之助の性加害疑惑に沈黙を続ける松竹の対応などについて詳報している。