しかし、中森明菜や和田アキ子が出場したところで、それほど変わり映えしないのではないかとの厳しい声も出ている。
「明菜さんが最後に紅白にサプライズ出演したのは2014年、和田アキ子さんが最後に出たのが2015年。いずれも、10年も経っていないわけですよ。若い世代にとって10年は長い月日ですが、中高年の視聴者にしてみれば“つい最近”と感じる人も少なくないでしょう。“久しぶりだな”という印象を与えることはできても、衝撃を与えるには少々弱いようにも思います」(音楽業界関係者・以下同)
本当に旧ジャニーズ事務所のアーティストの出場が激減したならば、出場歌手のラインナップが様変わりすることは間違いない。
「今年の紅白は大きく方向転換をするいい機会とも言えるはず。近年の“若者向け”をさらに加速することもできますし、それこそ“昭和”のようなコンセプチュアルな方向に持っていくこともできる。いずれにしろ、転機となる紅白になりそうですね」
“目玉不足”と言われる今年の紅白歌合戦。どんな手法で視聴者を楽しませてくれるのか、注目だ。