「休みは……あんまりないですねえ。毎日、分刻みの感覚で動いています。たまに時間があると、温泉並みにお風呂に入ります。で、映画を観て、泣いて、またお風呂に入る。これで自分を取り戻す」
そう話すのはタレントのMEGUMI。かつてのグラビアアイドルは、今や女優、経営者、そしてドラマ・映画のプロデューサーとしても活躍している。最近ではプライベート面で大きな騒動が報じられたが、彼女はいつも真っ直ぐに前を向いているイメージがある。そんな彼女の手元にあるのは『MEGUMI年間事業計画書』。常に目標を明確かつ具体的に書き出し、一心不乱に動いているという。分刻みのスケジュールを消化しながら、すでに2024年に向かって動き始めているMEGUMI。彼女の野心はどこまで続くの? について話を聞いた。(全3回の最終回)
人に勧められたら「まずはやる」
──MEGUMIさんのここ最近の多忙ぶりを伺っていると、ずっと何かを考えていますよね? ふたつの眼球がフル稼働しているような気がしました。
MEGUMI:動いていますね〜、だから眼精疲労のケアをしたり。お風呂で体を温めたり、瞑想をしたり。1日の中で何も考えない時間を作るように努力しています。もう40代ですし、あんまりやり続けていても、ストレスで爆発しちゃいますよね。そこはバランスを取るようにうまくやっています。
──著書『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)で紹介されていたおすすめ本『最高の体調』(クロスメディア・パブリッシング)でもマインドフルネスや瞑想は推奨されていましたね。他企画でもスタッフの意見はまずやってみる、とのことでした。ひょっとしてとても素直でいらっしゃる……?
MEGUMI:素直さをモットーにしております。(笑)誰かが「これはやったほうがいい」と言われたらまずはやるようにしています。たとえ失敗をしたとしても、誰も責めないというスタンスを常に心がけています。それが功を奏したのかもしれませんね。
──その素直さの結果が2023年、ご自身の美容本の40万部を売り上げた、大ヒットだったんでしょうか?
MEGUMI:いや当初はまったく売れると思っていなかったので……。春にお仕事でご一緒した、美容家の神崎恵先生と、女優の田中みな実先生に「とにかく自分で売らなきゃダメ!」と強くアドバイスをされたんです。「メディアに本を配る」「インスタライブをする」と具体的に言われたので、それもそのまま素直に実行しましたね。先生たちが言うなら間違いないですし。インスタライブを繰り返していくうちに「何万部の重版がかかりました! 注文が入りました!」と売り上げを実感しましたね。それまでは「誰かが売ってくれる」と思っていましたから。