「友人と一緒に音楽フェスに参加した27歳のミレットさんが、 イスラエルを拠点とするニュースチャンネル『i24NEWS』などで、自身の恐るべき体験を告白しています。
ミレットさんは銃弾が飛び交う中を走って逃げ、体力が尽きると、茂みに隠れていたといいます。そこで、ハマスの戦闘員による殺戮や強姦を目撃したことを証言しています。イスラエル側もハマス側も、それぞれの都合にあった意図的なメディア露出をしている可能性もあるので、すべての情報を鵜呑みにできるわけではありませんが、これも貴重な証言のひとつでしょう」
ハマスの戦闘員は、実際に大勢の民間人を虐殺している。イスラエルの遺体安置所の職員は、イギリスのタブロイド紙『デイリー・メール』の取材に応え、自身が目撃した惨状を明かした。
「遺体を洗い、埋葬の準備をする女性職員が、『被害者の骨盤が折れるほど残忍な集団レイプの形跡がある』や『首を切り落とされた』、『至近距離で撃たれたせいで顔が判別できない』、『後ろ手に縛られた状態で殺されている』など、遺体が負った傷などについて明かしています。
この女性の母親と祖母は、ホロコーストの生存者だといいます。そのようなルーツを持つ彼女が『私が見たものは、(伝え聞いた)ホロコーストより酷い』という表現をあえて使ったところに、現地の悲惨なありさまがうかがえます。ハマスの戦闘員たちは、『できるだけ多く殺せ』と指示されているとの報道もあります」(同前)
国際人道法では、非戦闘員への攻撃が明確に禁止されている。1人でも多くの命が救われてほしい。