まるでドラマのワンシーンのようだ。ブラックのタートルネックのインナーに襟を少し立てたシックなグレーのジャケットを合わせ、艶やかな髪を低めに束ねた女性が、くるりと振り向き背後の男性に視線を送る。黒縁メガネをかけていても隠し切れぬオーラをまとう彼女が唇に差している真っ赤なルージュは、都内の高級ブランドショップが並ぶ東京・表参道でも、ひと際目立っていた──。
女優の井川遥(47才)が放つ美しさは、年齢を重ねても衰えず、すれ違う人たちの視線を自然と引き寄せる。10月20日~22日の3日間限定で、彼女がプロデュースするファッションブランド『loin.(ロワン)』の冬物向けポップアップストアがオープン。冒頭は、井川本人が現場を訪れ、“業務”に勤しんでいたワンシーンだ。
「井川さんの夫は、14才年上の有名ファッションデザイナー松本与さん(59才)で、彼女は彼とともに、2017年から『Herato(ヘルト)』と『loin.』というブランドを展開しています。季節ごとにポップアップストアも開いていて、毎回井川さんが直々に接客をされています。この日彼女が着用していたジャケットとピアスも、ご自身のブランドのもので、本当に素敵に着こなされていました」(ファッション誌関係者)
オーラ満点の井川に試着をサポートされ、「お似合いですよ」と褒められたら、うれしくない人はいないだろう。毎回、ストアは繁盛しているという。
オープン2日目の21日には、女優で、井川のママ友でもある長谷川京子(45才)が来訪。22日、公式インスタグラムを更新した井川は、≪昨日は京子ちゃんがひとりでさらっと来てくれてお喋り。尽きない。ありがとう≫とご機嫌な様子でツーショットを公開した。
ファッション誌『美ST』12月号のインタビューでは、ファッションブランドを始めた動機について《子育てと仕事、どちらのシーンにも満足できる服が欲しくて始めました》と明かした井川。彼女は服の素材選びから細部のデザイン決定まで、全ての工程に携わっており、何よりの喜びが、《街中で偶然着てくれている方に会えた時》なのだという。