「すごいレースでしたね」──レースが始まると両陛下は立ち上がられ、双眼鏡をのぞきながら駆け抜ける馬たちを真剣な眼差しでご覧に。圧倒的な人気を誇るイクイノックスが後続に2馬身半差をつけ快勝すると、陛下は冒頭のように感嘆の言葉を漏らされたという。10月29日、天皇皇后両陛下は東京競馬場で秋の天皇賞をご覧になった。雅子さまにとって初めてとなった競馬観戦の一日を振り返ります。
令和初めての「天覧競馬」となった。陛下が天皇賞を観戦されるのは3回目だが、雅子さまは競馬観戦自体が初めて。貴賓室バルコニーからレースを見守られ、優勝が決まると満面の笑みで拍手を送られた。雅子さまは「大変楽しい一日でした」と振り返られたそう。
ご観戦に先立ち競馬場内にある競馬博物館に立ち寄られ、天皇賞の歴史などに関する記念特別展を見て回られた。
時折指をさされながら興味深そうにご覧になっていた両陛下。陛下は幼い頃から乗馬を楽しまれるなど馬に親しまれ、両陛下お揃いで競馬観戦できることをとても楽しみにされていたという。
ウイニングランを終えたルメール騎手(写真)は、バルコニーの下で帽子を取り馬上から深々と一例。さらに、胸に手を当て両陛下への敬意を示した。
撮影/雑誌協会代表取材 写真/時事通信社、共同通信社
※女性セブン2023年11月16日号