《私は一緒に夕日を眺めてくれる人がほしいだけ》──。テニスプレーヤーの大坂なおみが、自身のSNSで孤独の嘆きをつぶやいたのは10月17日のこと。この投稿が周囲を驚かせたのは、タイミングが彼女の26回目の誕生日の翌日だったからだ。彼女には、公私共に大きな支えになっていたパートナーがいたはずなのに……。
アメリカ人ラッパーのコーデー・ダンストン(26才)と大坂の交際は2019年に始まり、今年の7月、大坂はコーデーとの子供を出産──とみられていた。だが、大坂は誕生日までにSNSからコーデーの写真や彼に関する記述の一切を削除。パートナーの存在が“消滅”したことで、「破局」の二文字が伝わってきた。
大坂は2018年、20才でテニスの4大大会のひとつ、全米オープンを制覇。2019年1月にはアジア人史上初の世界ランキング1位にランクインするなど、数々の偉業を達成してきた。だがその活躍の裏で、彼女は苦しみを抱えていた。
「全米オープンを制して以降、プレッシャーや人間関係に悩まされてうつ病を抱えていたのです。2021年5月に自ら公表するまで、病を隠してプレーしていました」(在米ジャーナリスト)
そんなとき、大坂の前に現れたのがコーデーだった。彼は、インスタグラムのフォロワー数が230万人を超え、グラミー賞にもノミネートされたことのある実力と人気を兼ね備えたラッパーだ。
ふたりの出会いは2019年2月頃。NBA(アメリカのプロバスケットボール)の試合会場で、コーデーが大坂に声をかけたことで交際に発展。大坂はラブラブな写真や動画を次々にSNSにアップし、2019年春頃からはファンの間でも公認の仲となった。だがSNSで見せる笑顔とは裏腹に、大坂の苦しみは続いていた。
「病気の影響なのか、交際直後の全英オープン(2019年7月)は、初戦で敗退。メダルが期待された2021年7月の東京五輪でも、格下選手相手に敗れました。コーデーは、パフォーマンスが上がらない大坂選手に寄り添い、彼女がナーバスになっていると感じれば、離れていても飛行機で駆けつけたりもしたそうです」(前出・在米ジャーナリスト)
大坂が妊娠を発表したのは、今年1月のことだった。