それは突然のことだった。11月18日、MCを務める旅情報番組『朝だ!旅サラダ』(朝日放送)を欠席した神田正輝(72)。
神田をめぐっては、今年に入ってから激やせ報道が報じられ、毎週のように体調が心配されていた。神田は同日の放送で、『おはようございます。私、神田正輝は本日いません。72歳で初めて体のメンテナンスをしてすぐに戻ります』と、メッセージを寄せていた。神田の身に何が起きていたのだろうか。NEWSポストセブンの取材で、神田が検査入院していたことがわかった。
1997年春、神田が同番組のMCとなったのは松田聖子との離婚から3カ月後のことだった。以来、番組の座長としての神田の番組へのこだわりは強い。
「番組中は“役者・神田正輝”から離れ、美味しい料理や素敵な景色などを紹介しながら、視聴者に爽やかな週末を過ごしてほしいと心がけているそうです。画面隅のワイプも意識していて、表情をつけながら映像を見ています」(テレビ局関係者)
生放送MCを務める26年の間には、辛い経験もした。2021年12月18日には、娘の神田沙也加さん(享年35)が舞台のために滞在していた札幌で亡くなった。その際も同番組を休むことはなく、『僕はいつもみんなを守る立場だけど、今日は守られてる雰囲気がするな。ありがとうございます。僕は元気ですよ』と、気丈に振る舞った。