芸能

演技のめるる、コメントのなえなの、個性のあの…なぜ“ひらがなタレント”大増殖?

ドラマでも活躍中のめるる

ドラマでも活躍中のめるる(時事通信フォト)

 いまドラマやバラエティーで活躍する女性タレントに共通する特徴がある。それはタレント名がひらがなであること。なぜ“ひらがなタレント”が大増殖しているのか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 今秋、芸名か愛称かを問わず“ひらがな名の女性タレント”の躍進に拍車がかかっています。

 その筆頭は、ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)に事実上のダブルヒロインとして出演し、演技力を称賛されている「めるる」(生見愛瑠)さん。モデル活動のほか、バラエティにも出演し、さらに今年は『日曜の夜ぐらいは…』(ABC・テレビ朝日系)、『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)に続く好演で、「連ドラ主演女優待ったなし」という声があがっています。

 ここにきてトーク力に注目が集まっているのは、「なえなの」さん。10日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では、序盤から「インフルエンサーです」という自己紹介などで笑わせつつ、終盤の“ウィル・スミスゲーム”で千鳥や矢作兼さんらを差し置いて最大の笑いを誘い、松本人志さんから称賛を受けていました。

 さらに『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)や『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で爪跡を残したほか、生放送情報番組の『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ系)と『アッコにおまかせ!』(TBS系)にも定期出演。TikTokなどの発信で磨いた瞬発力や即興力を感じさせるようなコメントが目立ちます。

 また、現在「バラエティのトップ」と言われる「みちょぱ」(池田美優)さん以上に出演数が増えているのは「ゆうちゃみ」(古川優奈)さん。バラエティでのブレイクに続いて本業のアーティストとしての出演が増え、『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合テレビ)への出場が決まった「あの」さんも出演数が増えています。

 その他でも、「ゆなたこ」(星乃夢奈)さん、「ゆめぽて」(川端結愛)さん、「みとゆな」さん、「おじゃす」さんなどテレビ出演が増えている、ひらがな名の女性タレントが目白押し。ひらがな名の女性タレントが増え、活躍が目立ちはじめている背景には何があるのでしょうか。

インフルエンサーならではの親近感

 彼女たちを起用するテレビ局側の背景として真っ先にあげられるのは、若年層への訴求。めるるさんが21歳、なえなのさんが22歳、ゆうちゃみさんが22歳、ゆなたこさんが19歳、ゆめぽてさんが19歳、おじゃすさんが19歳などと若い上に、同世代の支持が厚いだけに、「若年層の視聴者を番組に連れてきてほしい」という意図がうかがえます。

関連キーワード

関連記事

トピックス

アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
ジャンボな夢を叶えた西郷真央(時事通信フォト)
【米メジャー大会制覇】女子ゴルフ・西郷真央“イップス”に苦しんだ絶不調期を救った「師匠・ジャンボ尾崎の言葉」
週刊ポスト
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
前回のヒジ手術の時と全く異なる事情とは(時事通信フォト)
大谷翔平、ドジャース先発陣故障者続出で急かされる「二刀流復活」への懸念 投手としてじっくり調整する機会を喪失、打撃への影響を危ぶむ声も
週刊ポスト
単独公務が増えている愛子さま(2025年5月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
【雅子さまの背中を追いかけて単独公務が増加中】愛子さまが万博訪問“詳細な日程の公開”は異例 集客につなげたい主催者側の思惑か
女性セブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
大の里の調子がイマイチ上がってこない(時事通信フォト)
《史上最速綱取りに挑む大関・大の里》序盤の難敵は“同じミレニアム世代”の叩き上げ3世力士・王鵬「大の里へのライバル心は半端ではない」の声
週刊ポスト
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
NEWSポストセブン