「昼に時間があればトンボ見たい」──ご学友との高校生活を締めくくる思い出を作られた沖縄への修学旅行のしおりに、悠仁さまはこう記されたという。悠仁さまは、幼少期からトンボに親しまれている無類のトンボ好きである。2023年7月の初めての地方公務では「トンボが好きです」と語られ、視察中には、野生のトンボに目を奪われる場面も見受けられた。
「赤坂御用地を中心に、定期的にトンボの観察を続けられています。時には皇居まで出向かれることもあるそうです」(皇室記者)
その悠仁さまがご執筆された「トンボ論文」が話題を呼んでいる。タイトルは「赤坂御用地のトンボ相 ─多様な環境と人の手による維持管理─」で、11月22日、国立科学博物館が出版する学術出版物『国立科学博物館研究報告A類(動物学)』に掲載された。
「2012年から2022年までの10年間、秋篠宮邸のある赤坂御用地内に生息するトンボ類を随時調査。8科38種のトンボが確認され、そのなかには絶滅危惧種のトンボも含まれていたそうです」(前出・皇室記者)
この論文には、悠仁さまのほかに2名の共同執筆者がいる。ひとりは、国立科学博物館の研究者である清拓哉氏だ。
「清氏は京都大学出身で、トンボ研究の権威として知られています。2014年には『皇居のトンボ類』という論文を執筆しています。清氏は悠仁さまの熱意に心を動かされたそうです」(別の皇室記者)
もうひとりは、飯島健氏。東京農業大学卒で、かつては茨城県つくば市にある国立機関「農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)」の研究員だったという経歴の持ち主だ。
「飯島さんの専門分野は『稲』ですが、実は現在の所属は宮内庁。何を隠そう、彼は、悠仁さまの教育のために秋篠宮家に召し抱えられたそうです。“家庭教師”のような存在で、よき相談相手になっているようです」(宮内庁関係者)
中学2年時にご執筆されたノンフィクション文学賞受賞作文にガイドブックからの“コピペ”が散見されたことを報じられた際には「ご指摘に感謝します」と回答されたこともある悠仁さま。今回特筆すべきは、論文の筆頭執筆者となっていることだ。
「一般的に、研究に対して貢献度の高い人物が論文の筆頭執筆者となります。調査開始時、悠仁さまはわずか6才でしたから、果たして中心的役割を担ったといえるのかどうか……。プロフェッショナルの研究者を差し置いて筆頭執筆者を務められているのは、不思議な状況です」(社会部記者)