脅迫メールは言語道断の行為、ましてや危害を加える告知は逮捕と賠償で一生が台無しになる。軽く思っているのかもしれないが、SNSなどでは「死ね」「殺す」(これに類する言葉も含む)とフランクに企業や団体、個人に投げかけているアカウントも散見されるが本当にやめたほうがいい。そうした行為は時代がどうこうではなく「ならぬことはならぬもの」であり、本来はどんな時代であっても「してはならない」行為だ。
その悪果はリアルの自分に代償として返ってくる。リアルに転じれば、もう現代のネット社会に事実上の「匿名」は存在しない。
また、もし生命を脅かす、多大な被害を及ぼしかねない脅迫メールが届いたら迷わず緊急案件として110番通報、各都道府県警察が設置するサイバー犯罪に関する相談窓口に連絡して欲しい。
【プロフィール】
日野百草(ひの・ひゃくそう)日本ペンクラブ会員。出版社勤務を経て、社会問題や社会倫理のルポルタージュを手掛ける。